立像

文字数 152文字

 わたしという不協和音
 異物が挟まったように
 日々と世界と他人からすれ違う
 どんな音楽に従ってこの世が動き、踊らされているのか
 わたしはなにひとつ理解できない
 わたしは不器用な足取りで
 なんとか片隅に逃れて佇む
 みんなの舞踏が指し示す機構を
 愚かな立像として眺めてでもいるように
 きっといつまでも踊れない
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