激烈な反感
文字数 226文字
わたしは他に代わりのいない
かけがえのない存在だ
だれもが心底そう思えるなら
それは理想の社会なのかもしれない
いまは真逆
社会は真逆
あなたの代わりはいくらでもいる
何の価値もないありふれた存在だ
だれもがそう思うように
仕向けているようなメッセージばかり
広告に、景観に、報道に、言説に、
ばらまかれ埋め込まれている
自分がくだらない存在だと思うのにはやぶさかではないが
こいつらのメッセージによってそう思い込まされたくはないと
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