信憑性のない

文字数 145文字

 かつてないほど自分の人生がどうでもいいとしか思えない時期
 喜びも哀しみも胸に届かず皮膚で止まる

 二十四時間のうち五分程度しか自分が存在していないような日々
 きょうの天気といかなる関係も結んでいない

 飲む水すべてが逃げていく
 渇きを潤す未来がない

 本当にいたの、自分?
 信憑性のない目撃証言
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