泥濘道

文字数 116文字

 この絶望は
 きっと何度目かの泥濘道(ぬかりみち)
 転げまわって
 我に返ると
 汚れた自我が
 ぽつんと暗闇にひとりきり
 そうしてまたあてもなく
 次の泥濘(ぬかるみ)まで歩かなければならない
 何度目だろう
 あと何度だろう
 どこを目指して
 なにを求めているのだろう
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