砂粒のような日々

文字数 169文字

 砂粒のような日々
 自分が砂粒のようでもあって
 時間が砂粒のようでもあって
 砂粒を見分けられる人がいるとしても
 わたしはそうではない
 区別がつかない
 砂場に隠れた特別な一粒
 砂漠に棄てられた孤独な一粒
 見つけられるだろうか
 見分けられるだろうか
 わたしという砂粒
 きょうという砂粒
 どんなかたちの砂時計なら
 すべての砂粒を愛せるというのか
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