詩の扉

文字数 194文字

 詩を書こう
 そう思って
 扉の前に立ち
 ノックする
 その瞬間はいつも緊張する
 ノックに応えて
 言葉は現れてくれるだろうか?
 扉は閉ざされたままだろうか?
 いくつもの詩を書くとは
 いくつもの扉を叩くこと?
 それとも扉はたったひとつで
 言葉はいつも同じ声?
 まあいいさ
 今日も扉をノックして
 答えるものをただ待とう
 美醜はぼくにはよくわからない
 扉が開かれるその音を
 耳を澄まして聞きたいだけ
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