絵の輝き

文字数 161文字

 美術館で絵を見て
 その輝きに目を奪われて
 しばらくその前に立ち尽くす
 後日、図録で確認してみても
 あの輝きは見当たらない
 どんな対象が描かれているか
 そのあらすじがわかるだけ
 だから図録は思い出のよすが
 単なる目印
 色彩が凝縮されたようなあの得体の知れない輝きは
 どれだけ不確かな印象でも
 記憶によってしかとらえられない
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み