屈辱の広場に

文字数 143文字

 屈辱の広場に
 流刑の鎖
 もしも
 痩せた枯木が涙を流すなら
 その涙は値段をつけて売られるだろう

 鉛のような感情が
 腹に積もって
 根腐れて

 人形芝居が終わっても
 操る糸が
 まだ動く
 死体で遊ぶ兵士のように

 妊婦に対する
 どうしようもない嫌がらせと不条理
 聞いたらきっと
 生まれたくなくなる
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み