殺さない方がカッコいい
文字数 218文字
殺人機械が活躍する映画の
二作目が子どもの頃からとても好きで
人を殺すなと少年に約束させられた殺人機械が
周りを取り囲む警官隊を威嚇するために
ありったけの弾薬を撃ち込んでパトカーを吹き飛ばして蜘蛛の子を散らすように人が逃げるのを見届けた後
死傷者ゼロ、と表示される
その場面がとても好きで
殺さない方がカッコいいんだ、と
子どもの頃に刷り込まれた気がする
殺さない方がカッコいい
そのカッコよさを、虚しいものだとは、いまでも思わない
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