第135話 反ワクさん死亡率を足してしまう【おまけ】くらたま、そもそも論

文字数 887文字

またまた反ワクさんの、算数の時間か。
うむ。義務教育は大切だよという啓蒙の意味合いで載せとる。
反ワクさんの質問に対し、知念先生がまた親切に教えてくれているね。
ところが、ところがなんじゃ。

反ワクさんの中に、とんでもなく乱暴な計算をする者がおっての。

マジ……???
知念先生もびっくり。ウサギもびっくりしたよ。
「生きるか死ぬかは50%」中川淳一郎の名言だな。


中川氏がいるのは二択の世界か? なかなか見晴らしがよさそうだぜ。

ウサギも考えたよ。

100%果汁のジュースを2本飲んだら、200%果汁!

分母の違う確率……

反ワクさんはちょっと目を離した隙に、なんでも足してしまうからのう。

くらたまさん、相変わらず、精力的に反ワク活動をしているね。
くらたまさんはブレないな~

宮沢准教授はたまにブレるのに。

岡先生が、丁寧に図を掲示して訂正されておる。
なんとわかりやすい!
右下に「ランセット」とある。

世界五大医学雑誌の一つ。非常に評価が高い査読制の医学雑誌だな。

岡先生の返しはなんともクールじゃな!


反ワクさんからすると、このデータも影の政府?の改ざんってことになるのかのう。

えっと、そもそも、反ワクさんたちはどうしてワクチン接種に反対しているんだっけ?
確か、ワクチンにはマイクロチップが含まれていて、接種した人間を闇の政府?がコントロールするとか。


闇の政府?が人口減少のために仕組んだものだとか。


存在しないコロナをでっち上げ、殺人ワクチンを打たせているってデマが基本設定だよな。

そうだった、たまに基本に立ち返るのも必要だネ!
わしははっきり言って、全部政府にコントロールしてもらいたいくらいじゃ。

年末調整とか毎年面倒なんじゃ。

反ワク教も3年経つことだし、基本設定を置き去りにして、闇雲に反対だけしてねーか?

「反体制の俺、目覚めた私、カッコいい」とか厨二満載で。

そうじゃ。あやつらはすぐに「マスク真理教」とか揶揄するが、わしから言わせると、反ワクの方がよっぽど蒙昧で前時代的な宗教なんじゃ!


反ワクチン教に反マスク教、教えとともに殉教なんてシャレにならんのじゃ。

周囲の人は巻き添え食らうかもしれないしのう。

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登場人物紹介

素朴で真面目なウサギ。お昼寝とスイーツが好き。三依市奥雲間村でのんびり暮らしている。

雑談がガイドラインに抵触しないよう、作者からお目付役を頼まれている。


物知りで穏やかな悪魔のお兄さん。

反ワクチン派たちが、預言やら悪魔やら千年王国やらをしきりに口にするため、気になってこちら側に遊びに来た。

山奥の奥雲間村が気に入って滞在中。

海坊主だが、奥雲間村の常世沼(とこよぬま)が気に入って棲息している。

各方面に遠慮無く喋る自由人。

喋っているのは海坊主なので大目に見てください。


町中にあるウサギの実家に住むお嫁ちゃん。

家族の健康を第一に考え、健康食品に傾倒した結果、自然派ママの洗脳を受けてしまう。

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