第76話 イギリスの医療事情②

文字数 918文字

それでは、小野昌弘医師の『英国医療事情が抱える本当の問題』という記事を、3人に読み合わせをしてもらいます。
小野昌弘氏はイギリス在住の免疫学者・医師。

京都大学医学部・大学院医学系研究科卒。


生体内でのT細胞の動態を解析する測定技術 Tocky(とき)の開発者。

イギリスがマスク着用をやめたのは、ワクチン接種が広くいき渡り、重症患者の急増がみられなくなったという政治的判断によるもの。
でもね、イギリスの公的医療(NHS)は日常的に破綻してしているから、日本の参考にはならないんだよね。
俺も読んだぜ。

イギリスのNHSは無料で診察してもらえるけど、それは一般医療(GP)のみ。


コロナが流行る前から、専門医(皮膚科、耳鼻科、循環器科など)に診てもらうにはGPの紹介状が必要で、半年以上待つのが普通になっていたんだとさ。

コロナ前から!? どうしてそんなことに。
保守党政権下で、医療費の削減が進んだみたい。
そんで2020年、コロナ大流行でイギリスの医療崩壊レベルがさらにヤバいことに。
2020年~2021年、イギリスはコロナ患者の治療に注力するため、コロナ以外の医療を基本停止にしてしまった……!
え? コロナ以外でも緊急手術が必要な病気ってあるよね? 大丈夫なの?
大丈夫じゃない。

特にがん治療の手術を長く止めてしまったことは、大きな傷跡になったよ。

緊急性を要するがん患者でも、最初のがん治療を受けるまでに半年ぐらい待たされるんだってよ。


慢性疾患だと、治療までに1年~1年半待ちの患者がたくさんいる状況みてえだ。

日常的な医療崩壊のために、あらゆる慢性疾患を治療してもらえず、働けなくなる若い人が急増している。

これが現在のイギリスの医療事情らしい。

無料の公的医療とは別に、有料の医療もあるんだよね?
プライベート医療、あるよ。

でもね、診察料だけで5万円(300ポンド)程度かかる。

投薬・検査いずれも高額で、庶民にはきつい金額だね。

イギリスがそんな悲惨なことになっていたとは……


それに比べて、日本はめっちゃ頑張っているよね!!

もう一つ、別の記事
そしてアメリカ。
どこもかしこもヤベー。

日本に生まれた時点で、 ”国ガチャ” には成功しているんだよ、反ワクさんたち!

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登場人物紹介

素朴で真面目なウサギ。お昼寝とスイーツが好き。三依市奥雲間村でのんびり暮らしている。

雑談がガイドラインに抵触しないよう、作者からお目付役を頼まれている。


物知りで穏やかな悪魔のお兄さん。

反ワクチン派たちが、預言やら悪魔やら千年王国やらをしきりに口にするため、気になってこちら側に遊びに来た。

山奥の奥雲間村が気に入って滞在中。

海坊主だが、奥雲間村の常世沼(とこよぬま)が気に入って棲息している。

各方面に遠慮無く喋る自由人。

喋っているのは海坊主なので大目に見てください。


町中にあるウサギの実家に住むお嫁ちゃん。

家族の健康を第一に考え、健康食品に傾倒した結果、自然派ママの洗脳を受けてしまう。

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