第12話 ゆるふわ雑談 反ワクチン派界隈A

文字数 1,095文字

まず最初に紹介するのは「A医師」。


知名度、実力、活動歴、煽り芸のバランスの良さと、セレクトショップの充実した品揃え。


前回冒頭の「7/22の反ワクチンデモ(日比谷~銀座)」参加。信者からツーショット写真をねだられる反ワク界のスター。

A医師は「医学不要論」「ワクチン不要論」を唱えている。

A医師のTwitterは「誤解をまねくツイート」警告表示→ 7月にアカウント凍結。


愛称は、うつ

愛称は言わないで!! 

ピリつくウサギ。
びっくりした~。愛称なんか知っているのは、日本国民のほんの一握りだよ。
あとは各自Wikipediaで確認して。
Wikipediaで確認って言われても、誰のことだかさっぱりわかんねえよ。
(余計なことを言ってしまった)
じゃあヒントとして、ごく最近8/上旬の出来事。


A医師の著書の車内広告を、東京メトロが「利用客に誤解を与える危険性がある」として撤去したんだ。

公共交通機関が、著書の内容を理由に広告を撤去するのは異例のことなんだって。


6/10に発行されたA医師の本のタイトルは、

本のタイトルも言わないで!!


この本、発売前から予約が殺到して、発行部数13万部のベストセラーなんだよね……。

ぜんぜん誰のことだかわかんねえ。作者になにを言われたのかしらねえが、神経質過ぎ。


オレにこっそり名前教えろよ。
(ヒソヒソ)

Wikipedia見た!


A医師の発言で、オレが一番驚いたのは2015年のFacebookのやつ。

「帝王切開や障害児の出産は親の責任」、これマジで言ってんの!?

その発言はウサギも心を痛めたよ。

それでもついていく信者って、なにか呪いでもかけられているのかな?

あと、クリスマスの話も意味わかんねえ。
【A医師の主張】

クリスマスの12月25日は”キリスト”の誕生日ではなく、”ニムロデ”の誕生日である。


サタニズムの人々によるすり替えが行われていて、”ニムロデ”を崇拝させるようになっている。

ウサギもわからないよ。ニムロデ(またはニムロド)が、バベルの塔の建設を命じた王だってのは調べてわかったけど……。


念のためA医師のセミナーらしきYouTubeを見たんだけど、サタニズムの陰謀論の話になって結論がよくわからなかった。A医師のしゃべりが上手いことだけはわかった。

悪魔の兄ちゃん、これどういうこと?
申し訳ない、このツノはコスプレと思ってください。僕にもよくわかりません。
あ、今入ってきたニュースです!


A医師はアメリカに渡航しているはずだから、間違いなくワクチン接種しているという情報を入手しました。

どこ情報?
Twitterのリプでチラッと見ただけ~
あ、一人紹介しただけで1話終わったぞ!
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登場人物紹介

素朴で真面目なウサギ。お昼寝とスイーツが好き。三依市奥雲間村でのんびり暮らしている。

雑談がガイドラインに抵触しないよう、作者からお目付役を頼まれている。


物知りで穏やかな悪魔のお兄さん。

反ワクチン派たちが、預言やら悪魔やら千年王国やらをしきりに口にするため、気になってこちら側に遊びに来た。

山奥の奥雲間村が気に入って滞在中。

海坊主だが、奥雲間村の常世沼(とこよぬま)が気に入って棲息している。

各方面に遠慮無く喋る自由人。

喋っているのは海坊主なので大目に見てください。


町中にあるウサギの実家に住むお嫁ちゃん。

家族の健康を第一に考え、健康食品に傾倒した結果、自然派ママの洗脳を受けてしまう。

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