第150話 イベルメクチン界隈【長尾医師・ASKA氏】

文字数 834文字

反ワクとは切っても切れない「イベルメクチン」現物じゃ。


どこかの回で、反ワクさん達がキャッキャしながら自作していたものとは似ても似つかない模様。

やっぱり疥癬(かいせん)のお薬なんだね。
コロナにはエグイくらい効かないってさ。
あらあら本当だ、ロングテール先生、ストロメクトールは偽物だって言っちゃっている!

大丈夫? 

長尾のおっさん、なんでストロメクトールを目の敵にしているんだ?
多分じゃが……


ストロメクトール錠を使った北里大学の治験で、

イベルメクチン投与群とプラセボ投与群との間に、統計学的有意差を認めなかった

からかのぅ……

え? 治験で思うような結果が出なかったから、「ストロメクトール錠だからダメだった」ということにしたいの?
わがままだなぁ。

イベルメクチンゴリ押しが過ぎるヨ。

長尾先生にとって、徹頭徹尾、首尾一貫してイベルメクチンはコロナの特効薬じゃからの。


たまにふわふわする京都大学の宮沢准教授と違って、設定はブレない男なんじゃ。

ここまで言われちゃうと、わかりやすく胡散臭いネ。
これを鵜呑みにする人間って、ピュアすぎやしねーか? 

投資やマルチとか、他のことでも騙されて損してねーか?


ちょっと心配になるレベル。

わしの霊感じゃが、いわゆる「アーティスト」に反ワク・自然派が偏在するように思えてならぬ。
イベルメクチンといえば、コロナ第1波から存在感を示しているのがチャゲアスのASKA氏だよネ。
おお……なかなかのピュアなツイート(顔真っ赤)
長尾先生のバックが気になって内容が入ってこん。
これはポエムなのかナ……ウサギにはちょっとよくわからないんだけど……
ポエムといえばのう、反ワクさんのポエムを見つけたんじゃ。
なんか、フォークソングみてーだな。
どうやらワクチン副反応ではなく、解熱鎮痛剤の副作用を嘆いているご様子。


シュールな作風じゃ、わしには到底書けん。

ラストは冒頭の「反骨の在宅医S」先生からの注意喚起じゃ。
みんな! ピュアすぎると騙されちゃうから気をつけてくれよな!!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

素朴で真面目なウサギ。お昼寝とスイーツが好き。三依市奥雲間村でのんびり暮らしている。

雑談がガイドラインに抵触しないよう、作者からお目付役を頼まれている。


物知りで穏やかな悪魔のお兄さん。

反ワクチン派たちが、預言やら悪魔やら千年王国やらをしきりに口にするため、気になってこちら側に遊びに来た。

山奥の奥雲間村が気に入って滞在中。

海坊主だが、奥雲間村の常世沼(とこよぬま)が気に入って棲息している。

各方面に遠慮無く喋る自由人。

喋っているのは海坊主なので大目に見てください。


町中にあるウサギの実家に住むお嫁ちゃん。

家族の健康を第一に考え、健康食品に傾倒した結果、自然派ママの洗脳を受けてしまう。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色