9分前 ボス宇宙人との対決
文字数 1,086文字
こっちだよ。
懐中時計の道案内が、いつもと違う。
エスカレーターを降りると、ボス宇宙人が待ちかまえていた。
その足もとには、早霧が倒れていた。
ピヨタンが水晶玉を掴んだまま俺の盾になる。
宇宙人が放ったビームが水晶玉に吸収される……。
百裂のごときビームが水晶玉を襲う。
でも全てが水晶玉に吸われる。
ピヨタンが高さ5メートルから俺の上へと40センチの水晶玉を落とす。
俺が抱える水晶玉からエネルギーがピヨタンへと……。
ピヨタンの体が巨大化していく。
なんてことだ。
宇宙人の体が巨大化していく……。
早霧は目を開けていた。その手にマジカルなスティックが現れる。
宇宙人の足もとから――。
全宇宙共通の男の弱点である股間へと、雷が直撃する。
俺のほとばしる熱い心が育ち盛り前の悪魔に伝わる。
ノリノリのピヨタンが放つ熱い光線。
宇宙人が倒れ、爆破炎上する。
俺は早霧を抱えて地上へと脱出する。
777DAYS
女――95%
男――77.7%
俺の充実度は大幅に上昇していた。しかも、もしかしたらプレミアム演出のような数字。