763日前 思いがけず再会する
文字数 943文字
再開後のPVが伸びないと思ったら、打ち切り時の文末に完がついたままだった。
どうせお気に入り登録が0だから、終わろうが始まろうが皆様はどうでもいいのだからどうでもいいや。訂正しておいたけど。
閑話休題、さすがに旅館内では戦えない。表に出よう。
ふん。怖じ気ついたのと違う?
ならば日も改めましょう。日付けが変わった深夜に、能登半島の先端である禄剛崎にて。
それまでは彼女を預かっておく。
ミンミンが連れ去られてしまった。
人の迷惑にならぬ場所を選び、そのまま拉致できるのに律儀に勝負を挑むとは、さすがは正義の魔法少女だ。
しかし、宿泊料金の支払いがまだだ。確か一人一泊四万七千円。俺の所持金は七千円。
白金台魔道団を招集するべきか。瞬間移動できるのは、プブンバと悪霊。どっちも金を持ってない。
おお、若女将がわざわざ部屋まで。
じつは同室した女性が魔法少女にさらわれて、おかげで手持ちが足りない。
あん? そんな理由が金沢で通じると思うのか?
警察に突き出してやる。
無銭飲食犯はこいつですか?
ちょっと署に来てもらおう。
こうして俺は金沢署に連行される羽目になった。
留置場には見知った顔がいた。
あんたはあの時の……。
俺はお前を探して日本中をさすらっていた。お礼をいいたくてな。それで金沢の不良グループとトラブルになり、こんなところに押し込まれてしまった。
そうだったのか……。
礼などいらない。その代わり金を貸してくれないか。
そしたら身元保証人になってやる。ともに釈放されよう。
いくらでも貸してやるさ。それも十日で一割の金利で。
……俺を仲間にしてくれないか? 踏み倒されないように。
こうして、町田のエースが仲間に加わった。魔法少女中島との戦いにおいて、とてつもない戦力だ。
早霧様が水晶玉でナンクロをしたら日付けが一日減ったそうです。ごめんねテヘとのことです。
それではまた。うひょひょひょ……。
悪霊が消える。こいつに伝令させて早霧に借りていれば無利子だった。
しかし、今は零時過ぎの戦いに専念するだけだ! 待っていろ、魔法少女中島!
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