1977日前 乱痴気騒ぎをする
文字数 1,123文字
若い俺は唖然と見るだけだ。
ただただ思うことは、年を取ろうが昭和のジジイみたいには絶対にならないぞ。
ヘッドコーチ、日付けが変わってしまいました。そろそろお開きにしましょう。
はああん? 夜はまあだはじまぁりだろ~。
あのそそる目の仲居さんを呼べ~! ねずみ色ワインおかわりだあああ~
いかん。壊れている。ここは俺だけ部屋に戻り、10時以降の延長料金は平山ヘッドコーチの支払いにすべきだな。
中里さん。冷静に独り言を言わないでにゃん。あなたもはじけるにゃん。
ヘッドコーチが二人を独占して、俺にはカンスケ・ヤマモトだけだ。俺は合法ロリに興味がない。念のため言っておくが、本物ロリにはさらに興味がない。
お待たせしました。7本目のシルバーワインです。
私も帰れないので、私にも延長料金が加算されます。
おお、仲居さん! 仲居さんったら仲居さん!
あれだよ、あれ。あれしよう!
五希君、なんだっけ?
あれって言えば、カラオケだにゃん!
みんなで歌うだにゃん!
ははふぁ、お姉さんはのせるのがうまいね。
仲居すぁん、ヂュエットしましょう。
五希君、あれ入れて。
まだまだと平山さんが言っているにゃん。……オイしもべ、三本追加だにゃん。
ふわぁわぅぁ、飲み過ぎたからか暑いでちゅね、山県ちゃんと高坂ちゅあんもそうでしょ
なんていうことだ。山梨は無法地帯なのか。さすが石和温泉というしかないが、冷静な俺でも思わずワインに口をつけてしまう。
またまたどひゃー!
なんだこのワインは。煩悩をダイレクトに刺激する。
にやり。
それは石和温泉オリジナルラベル『奥座敷』だにゃ。
さあ、どんどん飲むにゃ。
この部屋は暑いですね。私もこんな格好になっちゃいました。
想像力に翼をつけてもらうために、ダイレクトに言おう。
仲居さんが全裸でワインを持ってきた。
……平山ヘッド。三十代も捨てたものではないですね。
乾杯。
お金をたっぷり使わしちゃって申し訳ないにゃ。
なのでここから先は、魂がクラッシュまでの日にちをもらうにゃ。
にゃにゃにゃにゃにゃ……
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