16日前 鶯谷で悪魔を求める
文字数 1,229文字
繊維屋からでると、吉川が広岡に首を絞めあげられていた。
正義の悪魔の炎が日暮里路上をあぶる。
日暮里路上で、両者が拮抗したバトルを繰り広げる。
気づかずに横を歩くお婆ちゃんが心配だが、俺たちはその隙に逃げることにする。
お前は魔法陣を描けたな。それが手っ取り早い。静かかつ悪しき場所で呼びだし、あとはたらし込め。
クライアントに「あと3週間だけ待ってください。ウッフン、チラチラ」と言ったりやったりしてしまった。明日がタイムリミットだ。恩に報いるようにしろ。じゃあな。
早霧が周囲の建物を次から次へと指さす。たしかに……。
俺たちは昼間からホテルで休憩する羽目になる。料金は早霧にだしてもらった。
水晶玉は宅配便でアパートに送ったので、早霧の満足度は確認できない。
一時間後、汗を流した早霧がバスルームに魔法陣を描く。
強そうな悪魔が消える。
ご休憩を挟みながら、俺たちは何度も悪魔召喚をする。
しかし条件面で折り合わなかった。
俺たちはタイムリミットぎりぎりで配下の悪魔を手に入れた。