劉惔11 劉惔と謝安
文字数 377文字
「
ぶっちゃけ性格最悪じゃないですか。
叔父上はあの人のこと、
何故そうも重んじられるんです?」
すると謝安さまは答えた。
「そう思ってしまうのはな、
お前があのお方をご存じないからだよ。
お前も
あれだけ感嘆していたではないか。
実際に会って話してみなければ、
そのひとの真価など、
なかなか分かったものではないのだよ」
謝車騎問謝公:「真長性至峭,何足乃重?」答曰:「是不見耳!阿見子敬,尚使人不能已。」
謝車騎は謝公に問うらく:「真長の性は至りて峭し、何ぞ乃ち重んぜるに足らんか?」と。答えて曰く:「是れ見えざるのみ! 阿の子敬に見ゆるに、尚お人をして已ましむ能わざらん」と。
(賞譽146)
なんでここまで王献之の株がヤバいことになってるんでしょうね。まぁ面白いのでいいんですけど。