裴楷1  牢屋でお手紙

文字数 313文字

裴楷(はいかい)楊駿(ようしゅん)の娘を
息子に嫁がせていたため、
賈南風(かなんふう)の楊氏一掃事件により、
関係者として牢に繋がれた。

のだが、牢の中での裴楷、泰然自若。
紙と筆とを求め、手紙を書き始めまでする。

手紙が出来上がった頃と時を同じくし、
裴楷助命の嘆願が多く寄せられた。

それで裴楷は釈放された。
それどころか、その官位は
三公に準ずるレベルにまで上がるのだった。



裴叔則被收,神氣無變,舉止自若。求紙筆作書。書成,救者多,乃得免。後位儀同三司。

裴叔則の收を被るに、神氣に變無く、舉止は自若なり。紙筆を求め書を作す。書の成るに、救者多からば、乃ち免ぜるを得る。後に位は三司に儀を同じうす。

(雅量7)



裴楷といい王戎(おうじゅう)といい、
恵帝期のカオスの中で
身を全うしてるんだもんなぁ…
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