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文字数 383文字

 小柄な方の男が舌を出して、おどける仕草をした。
「うひひ、そうよ。あいつが怪我をしたのは自業自得。オレ達は、むしろ正当防衛なんだぜ」
「正当防衛? よくも、ぬけぬけとそんなことを!」
 真白は、いきり立った。
 嗄れ声が、それを短く笑った。それから彼が足元の青年を足蹴にした。うめき声がする。
「それで、こいつらもオレ達に非協力的な態度だったから、例のお仕置きをしてやろうとしていたら、ブンブン侍だっけ? ここへ現れてオレ達の任務を妨害しようとした。その場面にお前も現われたわけ。お分かり?」

 BBは、目を細めた。
「沙織を襲ったのも、やはり貴様らか」
「サオリ?」大柄な男が、下顎を左右に動かしていった。
「沙織は、何匹かの蜂にたかられたと」
 それを聞いて、小柄な男がにやついた。
「そういう言われようをされていたとは。確かにオレ達は、女についてはいつも順番に交代で制圧するよな」
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