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文字数 379文字

「だから言っておるだろう。外に出てくるよういったが応じない。立てこもっておる。それは何かやましいことがあるからだ。そういう犯罪者もしくは犯罪予備軍を連行するのが、我々の任務だ」

 スキンヘッドの男は、憎々し気に扉を見て、そういった。
 このような柄の悪そうな男たちが、いきなり日曜の朝にやって来て同行に応じろと騒いできたら、誰だって扉に鍵を掛けて身の安全を図るだろう。誰の目にも一見して犯罪者に映るのは、この三人の方に違いない。
 が「任務」という言葉に、先ほどのジャンの説明が頭によぎる。

(まさか、これが、そうでござるか?)
 裕丈は、スキンヘッドの男の目を見ていった。
「もしや、治安維持チームの?」
「その通り。チーム49、わしはリーダーのハーマンだ」
「拙者は、チーム1025(テントゥエンティファイブ)、コードネームBB。治安維持チームの加勢に呼ばれたでござる」


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