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文字数 437文字

 じっと立っているBBの横に並びかけたところで、声を掛けた。
「BBさん。応援するよ」
 彼が驚きで、細めた目を真白に移した。
「……ジェーン殿?」
 彼は、迷彩服の三人組と対峙していた。
 その三人の足元には、口に粘着テープを貼られ両手を縛られた青年が転がっていた。そして壁際には同じくテープで口を覆われた下着姿の、真白と同じくらいの歳に見える若い女がいた。その二人は真白を見ると、その目を見開き、悶えた。

 三人組の男たちの目が、真白に注がれる。
 目が合うと、真白は怒りと気色悪さで唇が震えた。が、やがて低く押し殺すようにいった。
「あんたたち……お兄ちゃんをよくも」
 三人は、しばし呆けた顔つきをしていたが、声で思い出したのだろう。真ん中の男が首をすくめて見せた。そして嗄れ声でいった。
「あーあ、あの時の女か。その金髪はどうしたんだ? それによ、その侍かぶれのバットマンとグルだったとは」
「わっはっは! 二人して、いかれてやがる!」
両脇の男たちも、そう言い合って肩を揺らせて笑った。
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