第121話 ノルウェー産サンタに見える女子こと、ちっちゃ可愛い女子
文字数 752文字
昨日の夕方の事である。
新宿の地下街を歩いていて、季節外れの僥倖に巡り合ってしまった。
そうなのである。
季節外れのサンタを見てしまったのだ。
しかも雪車(そり)に乗っていたのである。
そしてそのサンタは、滑るようにこちらに進んで来るのだッ!
それは女の子がクリスマスにする可愛い系の「なんちゃってミニスカサンタ」では決して無く、あの雪車に乗った本物のノルウェー産「口髭のサンタ」なのである。
と、近付くにつれ、ん?
あれ、サンタかぁ?
否、違う?
しかし鈴の音迄しているぞ!
良く良く見るとそれはお爺さんでは無い。
ロングでカーリーな髪をした、20代の女子なのであった。
別にポジティブボディな女子でもない。
どちらかと言うとちっちゃ可愛い部類の女子なのだが、基本ゴールドに染めた髪の毛先を流行りのインナーピンクにしていて、首から下が丁度サンタの衣装のように赤く見えるのだ。
その上マスクの白と女子の髪色のベースのゴールドか一体化し、またそこに地下街のブライトな照明が当って、遠目にはまんま白い髪で白い口髭を貯えたサンタなのである。
極め付きはスケートボードに乗っていた事。
滑るように向こうから遣って来るように見えたのは、スケボーのせいだったのである。
それと擦れ違った時に気付いたのだが、サンタ女子の横には彼らしき男性が歩いていた。
してみるとスケートボードは、その彼の物だったのではないか。
それと彼は・・・・・。
と、ここで一つ。
遠くからでも彼の着けていたシルバーのネックレスがジャラジャラ音を立てており、それがどうにも鈴の音に聴こえ、彼女のサンタ演出に一役買っていた、と、恐惶謹言させて戴く。
その後験を担いだ私が宝くじを買いに行った事は言う迄も無く、結果が楽しみな処である。
かしこ。
新宿の地下街を歩いていて、季節外れの僥倖に巡り合ってしまった。
そうなのである。
季節外れのサンタを見てしまったのだ。
しかも雪車(そり)に乗っていたのである。
そしてそのサンタは、滑るようにこちらに進んで来るのだッ!
それは女の子がクリスマスにする可愛い系の「なんちゃってミニスカサンタ」では決して無く、あの雪車に乗った本物のノルウェー産「口髭のサンタ」なのである。
と、近付くにつれ、ん?
あれ、サンタかぁ?
否、違う?
しかし鈴の音迄しているぞ!
良く良く見るとそれはお爺さんでは無い。
ロングでカーリーな髪をした、20代の女子なのであった。
別にポジティブボディな女子でもない。
どちらかと言うとちっちゃ可愛い部類の女子なのだが、基本ゴールドに染めた髪の毛先を流行りのインナーピンクにしていて、首から下が丁度サンタの衣装のように赤く見えるのだ。
その上マスクの白と女子の髪色のベースのゴールドか一体化し、またそこに地下街のブライトな照明が当って、遠目にはまんま白い髪で白い口髭を貯えたサンタなのである。
極め付きはスケートボードに乗っていた事。
滑るように向こうから遣って来るように見えたのは、スケボーのせいだったのである。
それと擦れ違った時に気付いたのだが、サンタ女子の横には彼らしき男性が歩いていた。
してみるとスケートボードは、その彼の物だったのではないか。
それと彼は・・・・・。
と、ここで一つ。
遠くからでも彼の着けていたシルバーのネックレスがジャラジャラ音を立てており、それがどうにも鈴の音に聴こえ、彼女のサンタ演出に一役買っていた、と、恐惶謹言させて戴く。
その後験を担いだ私が宝くじを買いに行った事は言う迄も無く、結果が楽しみな処である。
かしこ。