第2話 18Rこと、プリキュア女装おじさん

文字数 1,620文字

 昨年の冬所用で新宿迄出掛けた時の事。
 地下街で凄いモノ、否、女装者を見た。
 女装者の多い昨今1日に何人かは見掛けるし、況してや二丁目に代表される新宿の事だ。
 私も普通の女装者を見たくらいで一々驚いたりはしない。
 しかーし、で、ある。
 身長180センチは優に越えているだろう明らかにおっさんと分かる女装者が、縁のある黄色い幼稚園児のような帽子を被り、尚且つ肩から幼稚園児の持つようなズックの鞄を掛け、しかもミニスカートの裾からパンツをはみ出させて歩いていたら、あなたならどうする。
 最早「あれ」は女装と言う範疇の中で論じられるべきものではないし、糾弾されて然るべき存在のように思う。
 私が「あれ」を「あれ」と呼ぶ事を、もしそれがLGTBへの差別だと言う人がいたら、先ずは「あれ」を見てから言って貰いたい。
 私が「あれ」を「あれ」と言う所以は、メイクにしてもしているのかしていないのか釈然としないし、髭も生えているし、で、女性になろうとする努力の程が全く感じられないからだ。
 とにかく汚いのである。
 或る種取り締まるべき対象だとも言える。
 もし警察で取り締まれないのなら陸上自衛隊にレスキュー信号を送り、輸送用ヘリで飛んで来て貰って隔離させて然るべき存在だと思う。
 まあ、百歩譲って、表現の自由を認めるとしても、18歳未満は閲覧禁止にすべきた。
 そうだ、こうしよう。
 以降差別的な表現を避ける為、「あれ」をこれからは「18®️」と呼ぶことにする。
 で、である。
 もしあの18R®️をちびっ子達が見たら、私達大人は何と説明したら良いのかを考えると、そら恐ろしいのだ。
 最早ホラーの域に達する。
 ちなみに私が18®️を見たのは今回が初めてではない。
 或る意味今回より前回の方が、特定の人達に取っては被害が大きかったとも言えよう。
 そしてその特定の人達とは、あの有名な「ふたりのプリキュア」の原作者及び、それに関連する書籍類並びに映像権やグッズの版権を持つ各企業だ。
 もう、お分かり戴けたかと思う。
 そうなのである。
 以前18®️はあの「ふたりのプリキュア」のコスチュームを着て歩いていたのだ。
 言う迄もなくパンツをはみ出させていた。
 前回も今回同様チビッ子が見てしまったら、と、私は気が気でなかったのを覚えている。
 今回こそ18®️通報してやろうと思ったのだが、残念なことに見失ってしまったのだ。
 と、言うか、見失いたかったし、視界から消えて欲しかったと言うのが本音である。
 しかしこのコロナ禍なのに、マスクをしていなかったのは如何なる理由からなのか。
 せめてマスクくらいはした方が良い、と、言ってやるべきだった、か。
 否、そう言う問題ではない、か。
 18®️の存在自体が問題なのである。
 とは言えマスクをしていないと言う事は、18®️は感染が怖く無いのだろうか。
 まあ、感染を怖がるようなまともな人間なら、あんな格好で街は歩かないだろう、が。
 しかし酷い物を見てしまった。
 と、その刹那、妙案を思い付いた。
 私は現在競馬を止める為に競馬依存症の自主治療をしているのだが、もし今後競馬をしたら、その時は18®️に会わなければならない、と、言う罰則を作ってはどうか。
 それなら私は競馬を絶対にしないと思う。
 うーん。
 そう考えると18®️も使いようである。
 我が国の刑法にも18®️を使った罰則があっても良いのではないか。
 とか、阿保なことを考えながら、ついでに18®️が18®️に変身する目的が何なのか、に、ついても考えてみた。
 うーん。
 それについてはやはり謎だ。
 まあ、でも、永遠に謎のままで良い。
 謎のままでは良いが然し、必ずマスクを着用し、コロナウイルスに感染しないよう最新の注意を図らねばならないことだけは確か。
 それと18®️にも。
 そうなのである。
 私は心に誓ったのだ。
 コロナウイルスにも、18®️にも、絶対に感染しないことを。
 
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