第127話 オーロラビジョンが響いた女性こと、激しかった彼女

文字数 678文字

 昨日の朝の事である。
 どうしてもその店のモーニングセットが食べたくなり、新宿のコーヒー店へ。
 その往路の道中閉店した元大型車家電量販店のビルの前を通った。

 そこの辺りで壁面のオーロラビジョンを見上げ自身の腰を摩りなから、「朝からやってたんだっけ、これ? 何か頭と腰に響く」、と、私の直ぐ前を歩いていた2人組のOLさんの内、20代と思しき1人が言った。
 お洒落マスクの2人組の女性達だが、その内もう1人も同世代の女性で、恐らくは出勤前のOLさん達2人組と見た。
 するとその同僚の女性が、「そんなに激しかったの? で、響いてるの頭と腰だけじゃないんでしょ!」、と、自身の肩で腰を摩っていた彼女の肩を突っついた。
 直後、「馬鹿!」、と、爆笑しながら腰を摩っていた彼女が、腰を摩っていたその手で頻りに同僚の肩を叩いた。
 その後も2人で何度も互いに互いの肩を叩き合っていたのだが、さてここで問題です。

 腰を摩っていた彼女ですが、何故腰を摩っていたのか、また何がそんなに激しく且つ響いているのが頭と腰だけじゃなかったのか、以下の3つの中からお答え下さい。

 1・バットの素振りをしていて、頭や腰だけ
   じゃなく手に迄響いた。 

 2・ゴルフクラブの素振りをしていて、頭や
   腰だけじゃなく手に迄響いた。

 3・彼と一夜を明かしたので頭や腰だけじゃ
   なく、口に出来ない処迄響いた。

 と、ここで一つ。
 皆様方には既に答えが分かっているでしょうが、もし1か2と答えた方は相当な嘘つきか、或いは超絶抜群なお笑いセンスの持ち主である、と、恐惶謹言させて戴く。
 かしこ。
 
 

 
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