おまけ22 異色メンバーによるスイーツじゃない座談会(おまけ&没写真を追加!)
文字数 2,845文字
★ 座談会メンバー ★
ムスタイン(以下・ム)
レクシーナ(以下・レ)
セルフィン(以下・セ)
セ「それでははじまりました!異色メンバーによる『座談会』ついに開幕になります」
ム「はぁ!?なんで俺がこんなメンバーと、談笑しなきゃいけねぇんだよ!?っていうか、だいたいオマエ優男の使い魔だろ!こんなところに居ていいのか……?」
セ「今回のホスト役はわたしだと、作者からおおせつかっておりまして。せんえつながらわたくしめがお引き受けしたわけです」
ム「そのまわりくどいしゃべり方やめろ………」
セ「この場では『敵と味方』などという野暮な区分けはいたしません。わたしがご主人側の立場だということを、今回はお忘れになってくださってけっこうです」
ム「──どういうことだ?」
セ「安心してください。この『座談会』という空間においては、わたしは中立の立場にあります。ここでのお話はいっさい口外しないとお約束します」
ム「……そんなの信用できるかってんだ」
レ「あの……」
ム「あ、いたの?」
レ「………すみません。わたしなんかがこの場所にいて……。きっと、みなさんのお邪魔ですよね……?」
セ「いいえ、とんでもない!
レ「……そんな大役わたしにつとまるかしら……?」
ム「なんか盛大にかんちがいしてもらっても、困るんですけど?」
セ「いいえ!貴女が発言された瞬間、ふっと場がなごんだ気がいたします。お見受けしたところ、二人ともすでに旧知の仲のようですね。あの、お二人はどのようなお知りあいで?」
ム「──でしゃばるなよ?使い魔ごときが──」
セ「おお!殺気が………。わたくしめは『長い物には巻かれろ』という格言に忠実に生きておりますゆえ。以後、おとなしく立ちふるまう所存にございます」
ム「だからその超絶うざいしゃべり方やめろ」
セ「作者からは『執事風で』ということで、うけたまわってるんですが……やはり、
レ「いいえ!とっても素敵です……!!」
セ「優しいお嬢さんだ………」
ム(見つめ合う一人と一匹を心の底から、
レ「しゃべるライオンさん………。あの……お願いがあるんですけど、聞いてもらえますか?」
セ「なんなりとお命じください。お嬢様」
レ「………もふもふしても、いいですか………?」
セ「貴女にならどのようにされても、かまいませんよ?」
ム(キラキラしだしたセルフィンに、かなりドン引きしている)
レ「たてがみふわふわ………(幸せ)」
ム「──けっ!」
謎の少年(以下・謎)「いいなぁ~!おねえちゃん。ぼくも!ぼくももふりたい~!!」
──ムスタインを小さくしたような、謎の少年が乱入
レ「──あなたは──っ!?」
ム「なんだこの小生意気そうなガキは!?空間かっさばいて出てきたぞ??」
謎「──このおにいちゃん、なかなかに性格ゆがんでるね。一目でわかる」
ム「いろいろこじらせてるお子様は、暴力で黙らせるのが一番手っとりばやいんだぜ?」
レ「──やめてくださいっ!こんな小さな子供なんですよ………?」
セ「まあまあ、相手は子供なんだからここはこらえて………」
ム「……………………」
謎「ひさしぶり!おねえちゃんに会いたくてきてみたよ!」
レ「もう、あなたとは逢えないかと思ってたわ………(涙ぐむ)」
謎「なんかこれちゃった。なんでだろね?『ぱられるわーるど』ってゆってた」
セ「作者いわく『座談会』や『ドール部屋』は、世界の境界線や時間軸があいまいで、時空を飛びこえたり、本来いっしょにいることは不可能な人同士がいたり、ともかくなんでもアリとのことです」
ム「いくらなんでも自由度が高すぎるっつーの!狂ってんな………。作者……ついに、そこまできたか………」
セ「いや、あなたも相当ですよ?」
謎「ねえ、ぼくも『もふもふ』にさわりたい!」
セ「恐れ入りますが、わたくし、実は子供はあまり………」
謎「おまえには聞いてないっ!」
セ「──ぐはっ!?(セルフィンに大ダメージ)」
謎「おねえちゃん、ねえ、いいでしょ?」
レ「………セルフィンさん。どうかわたしの顔を立てて、この子のお願いを聞いていただけませんか?」
セ「………わ、わかりました………(しぶしぶ)」
謎「わ──い!ぼくの乗り物だよ♪はしれ!さっさとはしれ──っ!!」
セ「ひ─っ!!ライオン使いがあらい!こんなことならホスト役なんて、引き受けなければよかった………」
レ「ふふっ(微笑む)」
ム「あいつ………何者なの?」
レ「それが……よく、わからないんです」
ム「はあっ!?」
レ「眠っていて目が覚めたら、わたしの部屋にいたんです………。たぶん客人のご子息だと思うんですけど」
ム「子供の皮かぶった変質者なんじゃねえの、そいつ?」
レ「ちがいますよ!ちょっと変わってますけど、根はいい子なんです。いろいろおしゃべりして、わかったんですけど」
ム「ったく、そんな素性も知れないヤツ受け入れちまうなんて、あんたはつくづく………」
レ「あの………」
ム「ん?」
レ「名前……あなたの名前。そろそろ教えてもらえませんか?」
ム「──聞きたい?」
レ(無言でおおきくうなずく)
ム「──さっきのヤツが謎の少年なら。俺は謎の青年ってことで、問題ないだろ?」
レ「…………………」
ム「なんか、不満そうだけど?」
レ「いえ、似てるなぁっと思って………」
ム「誰と誰が?」
レ「あなたと……あの男の子が、です……」
ム「やっぱりあんたは頭がイカれてるよ。一回くらい医者にでも診てもらえば?」
レ「そうした方がいいでしょうか………?」
ム「そうすりゃきっと、目が醒めるよ。俺のことなんかどうでもよくなっちまうさ」
レ「──それでは困りますっ!」
ム「どうして?俺のこといっさいわすれて、都合のわるいことなんかありゃしないだろ」
レ「そんなこと……ないです……。わたしに限っては………だって、そんなの寂しすぎます!」
ム「ふーん。ま、わすれても覚えてても、俺はどっちでもいいけど?」
レ「………よかった」
──見つめ合う二人──
謎「なんか、つまんないの………」
セ「ひいぃっ!お二人さん!そんな所でいちゃいちゃしてないで、わたしを助けてください………!」
ム「──知るかッ!」
☆
★ 次回ようやく、この方たちの登場です!
☆ 二人そろってなんとなく執事バージョン
☆ こちらは花嫁にメイド……二人ともあさっての方向をむいてるような
☆ おまけ ~花婿と花嫁なお二人~
☆ おまけ ~お屋敷の使用人な二人~
☆
★ 没写真コーナー
レクシーナが完全に引いちゃってる!セルフィンの横向き&雑な縫い目が初お披露目(拡大して見ちゃダメですよ!)
おたがいに、なんだコイツは……?みたいな。なまあたたかい目で見ていそう。
わりと気に入ってるけど、ブレてしまってボツに。ざんねん。
こいつらなんかイチャイチャしすぎだな、というわけでボツ!
☆ これにて、閉幕!!