ＣＨＡＲＣＴＥＲ　　

★　ロジオン・ルンドクイスト

デルスブルク領主(りょうしゅ)の次男(じなん)であり、いにしえの魔法(まほう)の民(たみ)フォルトナの末裔(まつえい)。
一族(いちぞく)に伝(つた)わる呪文(じゅもん)『フォルトナの魔法円(まほうえん)』を完成(かんせい)させるため旅(たび)をしている。


一見(いっけん)すると金髪碧眼(きんぱつへきがん)、甘(あま)い顔立(かおだ)ちの美少年(びしょうねん)だが、複雑(ふくざつ)な生(お)い立(た)ちと兄(あに)への劣等感(れっとうかん)から、コンプレックスが強(つよ)く自分(じぶん)に自信(じしん)がない。


性格(せいかく)は穏(おだ)やかでナイーブ。意外(いがい)と勇敢(ゆうかん)なところもある。
どうやら過去(かこ)に、壮絶(そうぜつ)な秘密(ひみつ)を抱(かか)えているらしいミステリアスな少年(しょうねん)。


★　アナベル・マインスター

アトゥーアンの豪商(ごうしょう)マインスター家(け)のお嬢様(じょうさま)。
好奇旺盛(こうきしんおうせい)な性格(せいかく)のため、なにかと騒動(そうどう)に首(くび)をつっこみやすい。


栗色(くりいろ)のふわふわのロングヘアに、紫水晶(アメジスト)の瞳(ひとみ)。おしとやかにしていれば愛(あい)らしい容姿(ようし)。
ロジオンの前(まえ)では勝気(かちき)な性格(せいかく)もいくぶん和(やわ)らぎ、しおらしくなることも。


恋愛(れんあい)には積極的(せっきょくてき)で、夢(ゆめ)の世界(せかい)で出会(であ)った王子様(おうじさま)ロジオンの出現(しゅつげん)に、恋(こい)と冒険(ぼうけん)の予感(よかん)をかんじて胸(むね)を高鳴(たかな)らせている。


★　ラグシード

放浪癖(ほうろうへき)がある傭兵(ようへい)の青年剣士(せいねんけんし)。
陽気(ようき)なうえに精悍(せいかん)かつ独特(どくとく)な色香(いろか)をもつ彼(かれ)は、周囲(しゅうい)もみとめる無類(むるい)の女(おんな)たらしである。


黒髪(くろかみ)に琥珀(こはく)色の双眸(そうぼう)。
人(ひと)のふところに入(はい)るのが得意(とくい)だが、そこから逃(に)げるのも大得意(だいとくい)。


剣(けん)による攻撃(こうげき)を得意(とくい)とし、意外(いがい)にも治癒呪文(ちゆじゅもん)を習得(しゅうとく)しているが、神(かみ)を毛嫌(けぎら)いしており、また占(うらな)いなどはまったく信(しん)じていない。


★　リーム

アトゥーアンの市街地(しがいち)で『占(うらな)いの館(やかた)』を営(いとな)んでいるエルフ族(ぞく)の娘(むすめ)。


萌黄色(もえぎいろ)の髪(かみ)と若草色(わかくさいろ)の瞳(め)をした絶世(ぜっせい)の美女(びじょ)だが、性格(せいかく)はいたって冷静沈着(れいせいちんちゃく)。
アナベルの良(よ)き理解者(りかいしゃ)であり、おもに恋愛(れんあい)の相談相手(そうだんあいて)。


占(うらな)い師(し)らしく的確(てきかく)なアドバイスを与(あた)えるが、本人(ほんにん)は過去(かこ)に男性(だんせい)とのつらい別(わか)れを経験(けいけん)し、恋(こい)には臆病(おくびょう)になっている。


★　ムスタイン

ロジオンと敵対(てきたい)する、邪教集団(じゃきょうしゅうだん)『黒(くろ)い蛇(へび)』ネペンテスの司教(しきょう)。


鴉色(からすいろ)の長髪(ちょうはつ)に細身(ほそみ)の体(からだ)。
少年(しょうねん)のあどけなさが残(のこ)っている童顔(どうがん)だが、いつも気(け)だるげで皮肉(ひにく)っぽく、道化(どうけ)のようにふざけた態度(たいど)をとる。


仲間(なかま)にすら何(なに)を考(かんが)えているかわからないと言(い)わしめるほどだが、その内面(ないめん)は残虐(ざんぎゃく)きわまりない。
空間(くうかん)を移動(いどう)する術(じゅつ)をあやつり、ロジオンたちを翻弄(ほんろう)する。