おまけ12 主人公の負のオーラがすごいので緊急座談会
文字数 3,477文字
★ 座談会メンバー ★
ロジオン(以下・ロ)
セルフィン(以下・セ)
作者(以下・作)
ロ ぼ、僕の出番僕の出番僕の出番……
作 なんか呪いの言葉みたいなのが聞こえる……
ロ ――僕の出番がぁぁあっ!?
セ まあまあ、ご主人。落ち着いて!
作 どうしちゃったの?っていうか、なぜ人語を……?
セ 座談会なので、特別仕様です。あと、作中以外ではわりとしゃべります。
ロ しゃべる、もふもふ。
作 まあ、いいか……。それよりなにを騒いでいるの?
セ ただでさえ最近ぱっとしないのに、出番もなければ不安にもなるでしょう。
ロ うらないでは絶好調!……のはずじゃないのっ!?僕は……っ!?
作 やたらからむなぁ。誰か酒でも飲ませたのだろうか……?
セ 一人酒です。
作 あああ。それは深刻だな。
セ 最近の展開に、ご主人はずっとご不満なようです。
作 ほう。
セ 「なぜ、僕以外の話を書きはじめたんだろう……?」と一人でぶつぶつ言ってたり、「僕の妹をなんだと思ってるんだぁぁぁ!」とか一人で叫んでます。
作 なんかメンタルがヤバそうだな。
セ そんな風に性格設定したのはあなたですが?
作 うっ!
セ 病んでしまう前に、フォローしてあげてくださいよ。
作 そう言われましても……。あっ!今、フィギュア用の家具や小物を集めてて、『ロジオンの部屋』を作成中です!
ロ ………………
セ なんかそれ、愛情の代わりにおこづかい渡して、ごまかそうとする親みたいな……。
作 否定できない。
ロ ……僕の部屋?なぜ、部屋?
作 通販で気に入ったミニチュア家具を見つけたからです!
セ そういうのじゃなくて、「ちゃんとストーリーを考えてほしい」とご主人は訴えてますよ?自分が活躍する……。できればカッコイイほうがいいけど、もうカッコ悪くてもかまわないそうです。
作 なんか
セ そう思うんなら、出番をあげてくださいよ。
作 ……本編がゆきづまってるからなぁ。
セ 『番外編』でもいい!って言ってます。
作 うーん、いくつかネタがないでもないけど……。指定にひっかかりそうなので、書いてない話はわりとあったりする。
ロ し、指定って……まさか……!
作 想像してるそのまさかの指定です。ネタ帳にあっても、そのまんまはちょっと……。でもアレンジすればだいじょうぶ、かな?みたいな。
セ 頭んなか思春期ですからね。ご主人は……
ロ うわぁあぁ!!
作 ご本人の同意がえられたようなので、マイルドにして薄めて調理しますか。久びさに主人公の恋愛話でも……
セ 頭を抱えてうずくまってますが。
作 後悔してもおそい!
ロ うう……
作 心配しなくても、ただのデート話ですよ。このところ屋敷ばかりで話が進行して、ちょっと窮屈なので、屋外デートになります。
セ でも、次回は『番外編4』ですよね。
作 そうです。やっと完結!今回間にあわなくて申し訳ないです。いろいろ変更したり書き足したりしてて……。あと結末を二択で迷っている!
セ 迷ってるんですか……。
作 あとあとの話に大きく響いてくる可能性があるので……。
セ それは大変ですね。
ロ あいかわらず迷ってばかりの作者だな。
セ ご主人がご機嫌ななめなようなので、これにて閉幕です!
☆
作 これで終わりかと思いきや……
ラグシード(以下ラ) なんか楽しそうだね。俺もまぜてよ?
作 まさかの真打ちが乱入!
ロ ラグ!聞いてよ!ひどいんだよ……作者が作者が……
ラ またいじめられてたのか……。っていうかこいつに酒を飲ますなとあれほど……
セ 一人で飲んでたんです。
ラ そ、そう……。(なんかすごいのがしゃべってるけど、ここはあえてつっこまずに、黙ってたほうがいいんだろうな……)
作 さすがは空気を読む男……
セ この作品、KYなキャラばかりですもんね。っていうか空気読みたくても読めないんでしょうけど。
ロ 僕はただ、出番を増やしてほしかっただけなのに……!
セ いや、どっちかっていうと。ある人物がひいきされてるような気がしたので、邪魔しにきただけですよね?
ロ ……!?……
ラ 誰、それ?
セ ご主人は無自覚に腹黒なんですよ。今だってこうして兄貴の話を妨害に……
ロ あんなヤツ……兄だとは認めないッ!ぜっっったいに認めないぞおぉぉ!
ラ はぁ、飲ませると相変わらずうざいなぁ。このうざさは……ギレンに似てるのか。あ、それより俺も『番外編』とか出番ないの?深刻なやつじゃなくて、気楽な話がいいんだけど……
作 あるにはあるんだけど……
ラ お!あるんじゃん。じゃあ、それいこうぜ!
作 それよりも、本編のつづきが書きたいのだけど。あなたが心を開いてくれないことには、つづきが書きずらくってしょうがないのよ……
セ 陽キャが過去のコンプレックスをさらすのは、ものすご―――く、勇気がいることなんですよ。
ラ なんでおまえが代わりに語ってるんだよ?
セ だってそうでしょう?ためらう理由なんてそんなもんでしょ?だって、出番が増えるんですよ?恥部をさらしてもいいから出番がほしい!って騒ぐ輩も、この世の中には大勢いるっていうのに!
作 なんか使い魔が暴走しはじめているな……。
ラ それよりも俺は作者が、単純にストーリーにゆきづまってるっていう点を指摘したいな!
作 うっ!?
ラ なんでも『棺の魔物』の構想で、その『魔物』がなんなのか!?が三つ?四つ?くらい案があって、どれにするかで話の分岐が大きく変わったり、ボツがそれこそ大量にあふれるのがいやで、決められなくて立往生してるって聞いたけど……。
セ ネタ帳にネタがありすぎるのも、混乱をまねくというか複雑化するから良し悪しですね。
ラ 自分が書けないのを俺のせいにするの、やめてほしいんですけど?
作 いや、そもそもが、おまえの出番を増やしたのが原因だったりするのだよ。
ロ そういえば、『前日譚』でアングラータの幹部たち数名を出しちゃったのも、あとあとになってまずかったとか、ぼやいてたよね?
作 そうです。その通りです。第一部でも安易に出してしまったので、いろいろとやりずらい事象が発生しています。ほんとは第二部は、アングラータの変死事件に焦点をあてながら、宗派内のいざこざと合成獣研究について書くつもりだったのですが……
ラ お!それでいいじゃん。なんでゆきづまってるの?
セ 作者の『合成獣研究』についての知識がお粗末すぎる。仮想ファンタジーとはいえ、圧倒的な勉強不足で描ける自信がない……。
ラ おいおい。でもまぁ、ごまかして書くこともできるのでは?べつにこの作品はしょせん恋愛ラノベだから、バトルしかり設定のゆるさは容認済みなのでは?
作 そうなんだけども……
セ あと、『前日譚』でアングラータの幹部に、今の設定だと都合のわるい発言をさせてしまっていて、それが尾を引いている。でも、なかったことというか、確認できなかったという方向にすればいい、するしかないなと考えているようです。
ロ もう、なに言ってるのかわかんない!お手上げなんだけど……
作 正直、第二部はアングラータの話ではなくなりそうです!
ラ さらっと爆弾発言しやがったな……。
作 アングラータの幹部たちはもちろん出ますし、今回の話に一番からんでくる宗派になります。が、『棺の魔物』の話とアングラータの話を同時進行させるのは無理だと気づきました。っていうか、わたしの頭では不可能です。知能指数がたりない!頭が設定についていけてない!
ラ 自分で考えた設定だろうが!?
セ だから自分の力量ではまとめられなそうな、ムダに壮大?はったり?大風呂敷?をはろうとする作者の頭のわるさが、事態の混乱をまねいているんですよ。
ラ まったく、手に負えねぇな……。もうネタ帳、燃やすしかないんじゃね?
セ ……それでは作品が書けなくなる!!致命的だと嘆いています。
ラ 完全にネタ帳に依存してやがるな……。この先どうすんだろ?
セ あなたの弟君もまだ出てこないですしね。
ロ 話が脱線してるのもいけないんだよ。ムスなんとかってヤツの出番減らせば?
セ それは作者の癒しなので……
ロ あんな腐ったヤツの話が!?頭おかしいんじゃないの!
セ 正確に言うとあなたの妹君と彼の話を書くのが、最近の心のオアシスみたいですよ。
ロ ああああ、これだからさあ。恋愛脳の作者がバトルファンタジーとか書くなよって話でさ。ロマンス小説でも書いてりゃいいだろ!
セ ご主人の暴言が限度をこえてきたので、今度こそお開きにしたいと思います。
ラ こいつ、ほんとに飲ませると手に負えないよな……。