おまけ10 この先は作者もどうなるかまったくわかりません!

文字数 2,935文字

以前、小説を書くうえで恥ずかしさは克服しました!!

……みたいなことを書いてましたが。

うそです。
定期的に恥ずかしさの波がおそってきます。

きっとそれ書いてたときは、正常な頭の回線がどうにかなっていて、羞恥心などふっとんでいたのでしょう。

今まさにそのビックウェーブが到来中で、つづきを書くために自作を読み返すことになり(自分で書いててなんですが、設定も伏線もよく忘れるので……)。

そのたびに。

「うわぁぁぁ!!??」

と頭を抱えて叫びたくなるような感じにおちいります。

酔っぱらって人に話したことを、翌日になって激しく後悔する。

あのかんじにすごく似ている……。

        ☆

さて、気をとりなおして、本題のうらないの話にもどります。

最後に残しておいたB。
ラグシードのうらないの結果です。

「健康的な生活……って出てるけど」

「ふぁっ!?」

「食生活をよりよくすること、身体を動かすこと、休みをとることをうながしてるみたい」

「なんかそれ、間接的にわたしのこと言われてるような気が……」

おのれを顧みて、すべて今のわたしに不足していることだなと思い当たってしまった。

「身体が元気になれば、同時にやる気も出てきますって言ってる」

「うう、正論」

なにも言い返せないわたし。

でも、待って!これは、このBはラグシードの話についてのうらない結果なんだけど。

ああ~。でも、不摂生がたたっているともいえるか。

放蕩息子という設定にしてしまってるせいか、あんまりまともな生活送ってなさそうだから。

一応、ロジオンとともにラグシードも、マインスター家の屋敷に滞在していることになってますが……(客人として個室もちゃんとあてがわれています)。

例によってロジオンは主人としてゆるゆるなので、ラグシードは放任状態。

かたっくるしいのが苦手なせいか、ふだんは屋敷に不在がちで、街の酒場とか宿屋とか入り浸ってるんじゃないかなと。

酒弱いのに……よくやるなぁ。

というより、護衛失格ですよね。

なんでこんな風になってしまったのかというと、話の設定上しょうがなかったんです。

ここのサイトでは掲載していない(あとがきも書きなおしたので)、前のサイトのあとがきからの引用なんですけど。

        ☆

『ラグシードの出番は意外と少なく。第一部ではおもに前半と後半でしか活躍していません。

どうしてそうなったかというと、ロジオンが様々な葛藤をしていくうえで、ラグシードの存在は邪魔になるからです。

孤独だからこそ己と向きあうしかないわけで、誰か横にいてくれる人がいると頼ってしまうだろうなと。

ピンチの時ほどロジオンを一人にして、精神的に追いこむ必要があったので。

ラグシードは護衛なのにそばにいない。進出気没なキャラクターになってしまいました』

というわけです。

あと、なにげに読み返して以前のあとがきには、こんなことも書いてたんだ……。と自分でもあきれました。

以下、そのあとがきの文。

        ☆

『さて、前回書ききれなかったキャラクターの裏設定にでも移りましょうか。

まずは必要なときにいたためしがない、主人公の護衛であるラグシード。

ネタ帳をながめていて思い出したのですが、どうやらこの先のストーリー上で死ぬ予定だったようです。

しかもそうなった理由はあとづけでいいからと、死ぬ場面だけ書かれていて放置。

いやはやお粗末でしかないですね、かつての自分……。

なんとなく死ななそうな人と死にそうな人がいると思うのですが。

ふと考えて、彼の場合は後者だろうなと思ったのが、その場面を書くきっかけになったような。

闇に葬りたいくらい稚拙なシーンだったので、没ネタとして披露することもできず、なかったことにされようとしています。

……というかされるでしょう。完全に墓場行きです』

        ☆

……えっと、ラグシードは死なないですよ!!

なんか、架空のキャラクターとはいえ、過去のわたしはいろいろと容赦がないな。

今回のうらないは遠まわしに、「もっといたわってあげなさい」というメッセージだったりするのかも。

心配されるのは苦手とか言って、本心ではたぶん心配されたいんでしょうから。

ずいぶん長くなっちゃいましたが、二枚目です。

「なにをするべきかっていうカードが出てる」

「おお、まさしくわたしもそれが聞きたいところだよ!」

そっこうで色めき立つわたし。

だが、わかりやすい答えなど、簡単にしめしてはくれないのだよ。

「求めている答えはすでにあたえられてるって」

「……そ、そうかな……?」

あたえられてる答えで満足できてないから、今まさにあがいてるんだけど……。

「もやにかかったようにどうしたら良いのかわからない状況を、ひとつずつ順番に光で照らしてくれます」

「ほうほう」

「あなたがとっている行動が、これから先どうなるかわからないかもしれない。でも、その次になにをすればよいか、あなたはわかってるはずだって」

「うう、つまりは……。その場その場のアドリブで、話をつないでいくしかないってことじゃないの……」

とりあえずその時点で、この先どうなるかわからないけど続きを書く!

それしか、ないってことかぁ……。

まさしく綱渡りだな。

できれば、着地点くらいは決めておきたいんだけど。

だが、容赦ない一言が。

「最後の目的地まで、一歩ずつ導いてくれるって言ってるよ」

最後まで!?一歩ずつ!!

やっぱりわからないまま、目的地まで地道に歩いてくしかないのか……。

この先は作者もどうなるかまったくわかりません!

って、無責任なような気がしてたけど、やるしかないんだな、自分。

いきあたりばったりなのって、どうなの?

と思ったけど、そもそもラグシードの言動がアドリブだらけなので、それでいいのかもしれない。

――結論!

アドリブキャラの話は、アドリブで書くしかない!


☆ 追伸 ☆

頼んでいたわけではないのですが、「わたしが小説を書くことについて」も友人は自然にうらなってくれました。

スピリチュアルな友をもって、わたしは幸せ者です。

そのうらないによると……

どうすれば人のためになるのかを考えて、リーダーシップをもって行動するとよいらしい……。

わたしの人生の使命は子どもたちを助け、教えること。

ってうらないに出たけど、そんなたいそうな小説を書いているわけではないので、なんか恐縮してしまった。

あと、よくわからないカードが一枚あったのですが。

もう、どのカードかわからないのですが、友人がたぶんわたしの母親のことを言ってたと思うんです。

読む人が読むと、たぶんわかると思うんですが。

母親との関係になやんでいたことが、小説の随所に散らばってます。

ほとんどがフィクションに書いてありますけど、一言だけ実際に言われた言葉が入っていたりするという……。

第一部を完結させたころは生きてたんですが、自分が想像していたよりも早く母はなくなってしまって……。

でも、見守ってくれてるみたいです。

悪口いっぱい言いまくっちゃったな、と後悔しかり。

ともあれ、小説を書くことは自分にとってのライフワークなんだな。

とあらためて感じたので、マイペースな更新になりますが、読んでくれる人のためにもそして自分のためにも、物語はつむぎつづけなきゃいけないんだなと思いました。



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