おまけ28 ぼくたちはピンチヒッターな座談会
文字数 1,754文字
★ 座談会メンバー ★
謎の少年(以下・謎)
ふろーめんしす(以下・ふ)
謎「ぼくたちはね、『ぴんちひったー』なんだってさ!」
ふ「えっと、おれにいたっては、なんか急に知らないやつがいるけど、何者だ!?って思われてそうで心配です」
謎「それで、なにものなの?」
ふ「ええっ!?──憶えてないんですか!?子供になったあなたを、お世話してあげましたけど……」
謎「う~ん。どっかで見たような気もするんだけど……。お兄ちゃんの名前、まったく思いだせないんだよね」
ふ「それはひどい!自分はムスタイン様の部下で、これから出番もある『黒い蛇』ネペンテスの司祭なのに!!」
謎「──あっ!ふろーめんしす!!仲間うちでも名前負けしてるって有名なあの──」
ふ「
謎「それにしてもお兄ちゃん、不景気なかおしてるね」
ふ「昨日はおそくまで仕事だったんで、寝不足で疲れてるんです。あと、冴えない顔は生まれつきです」
謎「卑屈だなぁ。ところで今日はどうしてぼくたちが座談会してるの?」
ふ「やっと本題にふれてくれた~!今回は『ドール屋敷』の予定だったんですけど、作者が納得できる写真がとれなかったみたいですね」
謎「それでお蔵入りになってしまったの?」
ふ「いえ!ちゃんと公開しますよ?ただ、とり直しというか小物を追加して、撮影したいみたいですけど」
謎「作者のわがままだね」
ふ「せめて、こだわりと言ってください。ともかく急場をつなぐピンチヒッターとして、われわれが抜擢されたわけです」
謎「ぼくはともかく、なんでふろーめんしすが選ばれたのかふしぎなんだけど??」
ふ「そ、そうですよね……」
謎「いまのところはきみ、一話しか出てきてないでしょ?モブも同然……」
ふ「……ふう、われながら冴えない人生だなぁ……」
がっくりと肩を落とすフローメンシス。
すると──
?「そこのキミっ!落ちこんでいてはいけないっ!!!」
──謎の飛行物体がとつぜん乱入!──
謎「おひさしぶりだね♪もふもふ」
セルフィン(以下・セ)
「…………………………」
ふ「なっ!なんなんですかぁ!?この巨大ないきものはッ!?」
謎「しゃべる使い魔だよ。とりあえず無害だからだいじょうぶ」
セ「………………………」
謎「へんなかっこうで登場だね。もふもふ……」
セ「ちゃ、着地に失敗しました……。たすけてください……」
謎「なさけないなぁ」
ふ「態勢を立て直してさしあげましょう」
セ「助かります……。名もなき
ふ(手を貸しつつ、『また名前を知られていないのか自分は……』と、ちょっと複雑)
セ「初にお目にかかります。わたくしセルフィンと申します。以後、お見知りおきを」
ふ「は、はあ。ごていねいに、どうも……」
謎「そいつはぼくの部下で、ふろーめんしすっていうんだ。よろしくしてやってよ」
セ「おたがいに主人で苦労しますね……」
謎「なにひそひそ話してるの?ぼくそういうのキライだよ。お仕置きされるって、わかっててやってるの?」
セ「ひいぃぃぃぃっ!!!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
ふ「どうしてあなたがあやまってるんですか?怒られるのはおれなのに……?」
──どんよりする一人と一匹──
セ「くっ!わたしにだってプライドはある……!」
ふ「わかりますよ。いつもどうしておればっかり!みたいなポジションですけど、そんなおれでもプライドはあるんです!」
セ「おお!わかってもらえましたか。では、勇気を出してこの方に、今まで言えなかったことを言ってみます!!」
ふ「がんばって!」
──大きく息を吸いこんで──
セ「わたしは『もふもふ』などではなく、『セルフィン』という立派な名前が──」
謎「──だまれ!
もふもふ
!!!」セ「──ぐはあぁぁっ!?(セルフィンに大大ダメージ!!)」
ふ「──だいじょうぶですか?瀕死なかんじですね。お気の毒に……でも、メンタルがちょっと弱すぎるのかな?」
セ「ご、ご主人……。この方たちは見た目に反して容赦がないです……」
謎「これにていっけんらくちゃく!めでたしめでたし!」
★ おまけ ★
☆ たぶん説教されてると思われる……
☆ この二人?に仕えるのは大変!(こう見えてフローメンシスは器用なタイプかと)
☆
☆ 毎度毎度、おそくなっててすみません!