おまけ15 ドール部屋② 高級ラウンジでティータイム

文字数 1,397文字

☆ マルヴェラホテルの高級ラウンジ



☆彡 今回はまったく新しいお話だよ!


森閑としたアトゥーアンの高級温泉保養地にあるエレガントなホテル。


華やかなそのラウンジで、「いっしょに優雅なティータイムを楽しみたい!」とアナベルに催促されました。


「今日のホテルはドレスコードがあるから、フォーマルな衣装に着がえてね」





アナベルがえらんでくれた正装に、気が進まないそぶりで袖を通すロジオン。


ひさしぶりの貴族のような正装は、なんだかちょっと居心地がわるいのです。


無意識のうちに飛びだしてきた故郷、デルスブルクのことを思い出してしまうからでしょうか。


でも、アナベルが目を輝かせて喜んでいるので、「まぁ、いいか。たまには……」とロジオンは自分を納得させました。





「……ねえ……」


「えっ?」


気品あふれるロングドレスに着がえたアナベルは、ロジオンの瞳にはいつもよりまぶしく感じられました。


「今日の君はいつもとちがう……。その、綺麗だよ……」


今度はアナベルが照れてしまう番でした。





実はアナベルのために内緒で、ロジオンは大きなケーキを頼んでいました。


「出逢ったころにはもう誕生日は過ぎてたから、おそくなったけど僕からのお祝いだよ」


不意打ちのバースディプレゼントに、アナベルは大感激!





甘い物がにがてなロジオンなので、いっしょに食べることはできないのが、ちょっとだけさみしいけれど。


でも、とっても幸せなアナベルなのでした。


「ロジオン、だいすき……」


「!?」




        ☆

店頭でひとめぼれして購入してしまった「シルバニアファミリー」の家具セットを使用しています。

ファブリックのリバティプリントが可愛いです。

ほんとうは今回のドール部屋は、「番外編」のお話で統一したかったんですけど。

残念ながら、この家具をつかうようなお話は出てきそうにないので、あたらしく書いてみました。

ロジオンが「番外編」でアナベルを連れて行こうとしてる場所は、こういう優雅な場所ではないんですよ……。

というわけで今回は小説には出てきませんが、アトゥーアンに滞在中の出来事というか。

二人のデート話のひとつとでも、思っていただければ……。

マルヴェラと呼ばれているこの場所は、アトゥーアンの高級リゾート地になります。

第一部の冒頭でマインスター家の姉妹が、レストランでお茶をしている場面で登場しています。

パステルのような色のお店がならんで建っている。童話のようなかわいらしい街です。

今回のマルヴェラホテルは、格式の高い老舗ホテルという設定です。いちおう……。

お話のほうはなんとか努力して、シンプルですがイチャイチャさせてみました。

やっぱり、は、はずかしいわ……。

がんばらないとこうゆう『恋愛話』が書けないわたしって、いったい……?

でも、かわいい小物をならべて写真を撮ったり、恋愛の小話を書いたりしてなんだか癒されました……(´_ゝ`)





ラウンジの敷物をさりげなく?途中で変えたりしてます。

絨毯とレース。どっちがいいかなやんで、決められなかったので……。

敷くものでけっこう印象が変わりますよね。なんか楽しい♪


☆ 次回はビフォーアフターの激しいこの方の登場だよ!


☆ レクシーナは部屋着バージョンです!


        ☆

家具と小物はシルバニアファミリーの物をつかっています。

その他の小物は、ぷちサンプルシリーズの「PATISSERIE Petit gateau」を使用しました。






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