おまけ9 うらないが意外な結果に……!?
文字数 2,081文字
お待たせしてしまって、すみません!
ずいぶんまわり道しましたが、ようやくうらないの話になります。
前回、説明したように友人から、A・B・Cのカードを提示してもらって。
それぞれAがロジオンの話、Bがラグシードの話、Cがムスタインと組織の話になります。
☆
まずはAのロジオンの話についての占い――
オラクルカードの一枚目。
「天の導き。今、あるべき状態にあるって出てる」
「て、天の導き……!なんかおごそかだわね。とりあえず今の現状維持?でいいということかな?」
「たぶんそうだね。あと、前向きで楽観的なほうがうまくいくって。意識を気高く保ってポジティブだといい解決方法が見出せそう」
な、なるほど……!
やっぱり、ロジオンの話は今までどおり、明るく幸せな感じに書いていいみたいだ。
これにはホッとしました。
一部ではなんというか、話の流れでしょうがないのですが、ロジオンはシリアス一辺倒!なキャラだったので。
ネガティブ思考で苦労を背負ってしまいがちなせいで、ずっと明るめに書いているとちょっと違和感をおぼえてしまう。
そのせいか、苦悩してないとやや影が薄い……という、ちょっとかわいそうな人です。
まあ、三部がどろどろだから。今のうちにアナベルとイチャイチャしてたほうが、ポジティブマインドで道は開けるのでしょう。
「あと、アクアマリンを身に着けるといいかも」
「……彼のイメージカラーの一つが青だから、なんとなくあってるような気もする」
ふと、お守りみたいなパワーストーンでも買おうかな。と思いました。
ころっとした小さなパワーストーン。見ているだけでなんだか癒されます。
「それと、二回目なんだけど。「情熱」と「勝利」のカードが同時に出た」
おお、それはなんだか縁起がよさそうなカードだな。
「幸せになりたかったら無難なことばかりせず、新しく芽生えた恋愛や仕事に情熱をもつといいみたい」
「ふむふむ。もっと情熱的に書くといいのかな……?」
「うん、きっとそう」
「二人とも恋が芽生えたばかりだし。仕事に関しては……、ロジオンは魔法を修練して人助けをしてゆく。アナベルは鉱石鑑定士を目指してるってことかな」
「それと勝利のカードのほうは、願いがかなうって。彼の成功がまわりの人にも良い影響をあたえるみたい」
「それはすごい……!」
ロジオンは今絶好調なのだな。魔法を使うシーンでもそんな風に書いたけど。
第一部でどん底だったし。苦労したぶん、ちょっとは報われてほしいなと思ってたから。
ロジオンとアナベルの話については、わたしが当初想定していたとおりの展開でいいのだなと、背中を押してもらったような気がしました。
しいていえば、もっと情熱的に!が今後の課題かな。
それ、現実生活でめっちゃ枯渇していて、心身ともにぱっさぱさなんですけど……。
☆
さて、順番でいけば次はBなのですが……。
ちょっと今後の小説の書き方に関わるというか、やっぱりそういう風に書いてくしかないのね……。
と観念したりしたこともあって、後まわしにします。
というわけで先に、Cのムスタインと組織の話についての占いにふれます。
しょっぱなからちょっと、困惑するようなカードが出まして……。
友人いわく。
「人間関係の調和って出てるけど……」
「え、えっと、悪の組織の話で、人間関係の調和??」
どういう意味?と最初からハテナマークがわたしの頭にいくつも浮かびました。
作品内では宗派間で、こぜり合いでも起きそうな雰囲気なんですけど。
とまどいつつも、占いのつづきに耳をかたむけるわたし。
「あと、心のやすらぎが欲しいって」
「――こ、心のやすらぎ??」
そうくるか!?
これはもしや――ひょっとすると、組織の話というよりは……。
「二回目のカードは、困難を克服する。問題をいつまでも抱えていないで、心をひらいて自分とおなじような人を慈しみの心で受け止めてあげましょうだって」
……ムスタインとレクシーナのうらないの結果、と見たほうがわかりやすいのかもしれない。
組織のほうもそうですが、ムスタインの人間関係について書きたいと思っていたのは事実。
一部ではひたすらロジオンの敵役として、気まぐれな狂気をもつ面ばかり見せてきたのですが。
二部では彼のちがう側面にも光を当ててみたいと思って書いてました。
ある人物や物事に対しては敵対的だとしても、そうじゃない部分もあるというのを書きたかった。
にしても、まさかこうダイレクトに「心のやすらぎが欲しい」って出るとは……。
意外となんか……ねえ……?
こんなに早く弱音を吐くとは……。
人ってわからないものだなぁ。
ムスタインについては最近、ゲスいな……というエピソードがいくつか浮かんだばかりなので、そこにきてこれは、なんだかやりずらいものがある。
とはいえお嬢様のもとにやはり、スイーツのためだけに通ってるわけじゃないということか。
いわゆる心の虚ろみたいなものを、癒されにいってるのかもしれない。
☆
ここで、力つきる……。
根気と時間がなくて、ごめんなさい。
みなさまよいゴールデンウィークをお過ごしくださいね!
ずいぶんまわり道しましたが、ようやくうらないの話になります。
前回、説明したように友人から、A・B・Cのカードを提示してもらって。
それぞれAがロジオンの話、Bがラグシードの話、Cがムスタインと組織の話になります。
☆
まずはAのロジオンの話についての占い――
オラクルカードの一枚目。
「天の導き。今、あるべき状態にあるって出てる」
「て、天の導き……!なんかおごそかだわね。とりあえず今の現状維持?でいいということかな?」
「たぶんそうだね。あと、前向きで楽観的なほうがうまくいくって。意識を気高く保ってポジティブだといい解決方法が見出せそう」
な、なるほど……!
やっぱり、ロジオンの話は今までどおり、明るく幸せな感じに書いていいみたいだ。
これにはホッとしました。
一部ではなんというか、話の流れでしょうがないのですが、ロジオンはシリアス一辺倒!なキャラだったので。
ネガティブ思考で苦労を背負ってしまいがちなせいで、ずっと明るめに書いているとちょっと違和感をおぼえてしまう。
そのせいか、苦悩してないとやや影が薄い……という、ちょっとかわいそうな人です。
まあ、三部がどろどろだから。今のうちにアナベルとイチャイチャしてたほうが、ポジティブマインドで道は開けるのでしょう。
「あと、アクアマリンを身に着けるといいかも」
「……彼のイメージカラーの一つが青だから、なんとなくあってるような気もする」
ふと、お守りみたいなパワーストーンでも買おうかな。と思いました。
ころっとした小さなパワーストーン。見ているだけでなんだか癒されます。
「それと、二回目なんだけど。「情熱」と「勝利」のカードが同時に出た」
おお、それはなんだか縁起がよさそうなカードだな。
「幸せになりたかったら無難なことばかりせず、新しく芽生えた恋愛や仕事に情熱をもつといいみたい」
「ふむふむ。もっと情熱的に書くといいのかな……?」
「うん、きっとそう」
「二人とも恋が芽生えたばかりだし。仕事に関しては……、ロジオンは魔法を修練して人助けをしてゆく。アナベルは鉱石鑑定士を目指してるってことかな」
「それと勝利のカードのほうは、願いがかなうって。彼の成功がまわりの人にも良い影響をあたえるみたい」
「それはすごい……!」
ロジオンは今絶好調なのだな。魔法を使うシーンでもそんな風に書いたけど。
第一部でどん底だったし。苦労したぶん、ちょっとは報われてほしいなと思ってたから。
ロジオンとアナベルの話については、わたしが当初想定していたとおりの展開でいいのだなと、背中を押してもらったような気がしました。
しいていえば、もっと情熱的に!が今後の課題かな。
それ、現実生活でめっちゃ枯渇していて、心身ともにぱっさぱさなんですけど……。
☆
さて、順番でいけば次はBなのですが……。
ちょっと今後の小説の書き方に関わるというか、やっぱりそういう風に書いてくしかないのね……。
と観念したりしたこともあって、後まわしにします。
というわけで先に、Cのムスタインと組織の話についての占いにふれます。
しょっぱなからちょっと、困惑するようなカードが出まして……。
友人いわく。
「人間関係の調和って出てるけど……」
「え、えっと、悪の組織の話で、人間関係の調和??」
どういう意味?と最初からハテナマークがわたしの頭にいくつも浮かびました。
作品内では宗派間で、こぜり合いでも起きそうな雰囲気なんですけど。
とまどいつつも、占いのつづきに耳をかたむけるわたし。
「あと、心のやすらぎが欲しいって」
「――こ、心のやすらぎ??」
そうくるか!?
これはもしや――ひょっとすると、組織の話というよりは……。
「二回目のカードは、困難を克服する。問題をいつまでも抱えていないで、心をひらいて自分とおなじような人を慈しみの心で受け止めてあげましょうだって」
……ムスタインとレクシーナのうらないの結果、と見たほうがわかりやすいのかもしれない。
組織のほうもそうですが、ムスタインの人間関係について書きたいと思っていたのは事実。
一部ではひたすらロジオンの敵役として、気まぐれな狂気をもつ面ばかり見せてきたのですが。
二部では彼のちがう側面にも光を当ててみたいと思って書いてました。
ある人物や物事に対しては敵対的だとしても、そうじゃない部分もあるというのを書きたかった。
にしても、まさかこうダイレクトに「心のやすらぎが欲しい」って出るとは……。
意外となんか……ねえ……?
こんなに早く弱音を吐くとは……。
人ってわからないものだなぁ。
ムスタインについては最近、ゲスいな……というエピソードがいくつか浮かんだばかりなので、そこにきてこれは、なんだかやりずらいものがある。
とはいえお嬢様のもとにやはり、スイーツのためだけに通ってるわけじゃないということか。
いわゆる心の虚ろみたいなものを、癒されにいってるのかもしれない。
☆
ここで、力つきる……。
根気と時間がなくて、ごめんなさい。
みなさまよいゴールデンウィークをお過ごしくださいね!