フィクション小説等で書いたことが、現実で起きると心の置き場に困る
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まあ、そうなんですけどね。
しかし、エブリス〇で百物語系のコンテストが開催された時、クリエイターのマイページに「子供の時に『元は畑だった場所を掘ったら子供の骨が出てくる夢』をみた。後に墓に水子供養の像が有ることに気付いたが、話にするにも……」と書いた後に、行方不明の子供は畑に遺棄されていたニュースが報道された時は、関与を疑われないかと思ったものです。
うん。
宅地に変わってからみた夢ですが、印象が強すぎて覚えていたもので。
そうでなくとも、親子揃って行方不明だった時点のニュースで「自作品(冷酷な鎮魂歌)だったら、子供(主人公)は生きているが親は墓地に埋まっているんだよなあ」位の事を既に書いていて、その後の報道で「リアルに探偵学園の神隠しの事件みたいな隠し方すんな」とも思った訳だが。
いや、あのコマはインパクトありますし、そうそう忘れられないシーンです。
まあ、自作品の場合は勝手に埋めないし、教会が絡んでいるから目立たない場所に墓を作っているだけですが。
遺体があっても、そう言う方面の伝手があれば
まあ、架空の国を舞台に書いた小説ですし、リアルで似たことが起きはしないだろうとは思っていたんですけどね。
ただ、今年に書いた小説に「夏休み期間中、学校での運動の後、下校中に熱中症」の描写が有るのですが、まあこちらはある程度起こりうることだろうとは思っていた。
「あなたが搬送された少年の担任ですか? 少年の境遇について伺いたいことが幾つかあります」
担任は医師の話を快く受け入れ、医師の案内の元で小さな部屋に二人で向かった。その後、彼等は机を挟んで向かい合う形で椅子に座る。
「私は医者なので、虐待が疑われる子供を治療した場合に通報する義務があります。既に通報は済みましたが、彼を良く知る者の話も興味がある」
医師の話題に担任は警戒をする。
「何、別にあなたを責めようとしている訳では無くただの興味です」
担任は、医師の考えを読もうとした。しかし、読もうとすればする程に、医師の感情は手の届かない場所へと逃げた。