第174話 裏トーク
文字数 1,135文字
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タタタタタッ!
タタタタタッ!
リズミカルな歩調と共に猫が急接近してきた。
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ウチの出した〝エサをたんまりとっておいてにゃ〟という指令にしたがって、モブニャンはきちんと魚とりの役目を果たしたようにゃ。
そうしてモブニャンが魚を捕って運んでを繰り返しているうちに、すっかり
片手でアゴをさすりながらモブニャンはこぼす。
戸惑うモブニャン。
見るからに気まずそうにゃ。
同意しながらもモブニャンは
モブニャンは、ジロリ組を裏切ったにゃ。
けれどもそれには色々な事情があって、モブニャンに同情の余地がまったくなかったわけではないにゃ。
そもそもモブニャンは、ねこねこファイアー組でトウとリャクにイジメられてたしにゃ。
そのほかの事情を含めても、
モブニャンはキュッと目をつぶり、全身から終わった感を
ウチは悩めるモブニャンから、視線を
気絶中の偵察猫の口から寝言のような声が
ほかにも早々に倒された下っ端猫たちが物陰でグッタリしているようにゃ。
ウチは悪臭漂うSKトラップから離れ、モブニャンを廃工場裏へと誘導した。
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