第170話 裏バトル
文字数 1,258文字
これまでの戦闘をお遊戯とバカにされて――
ウチの無茶ぶりに、偵察猫はキョトンとした顔をして問い返してくる。
偵察猫の立っている塀のまわりには、例の糞尿まみれの
このえげつない罠は、敷地内への入り口周辺を埋め尽くすように広がっているにゃも。
ジャンプ力が足りないと、塀から地面に跳び下りた際に、足がドボンと
偵察猫はキレ気味に言い放つと、塀の上から跳び下りてしまう。
宙に曲線を描きながら汚物地帯を跳び越えていく。
偵察猫は瞬く間に数メートル先の砂地の上へ移動し、シュタッとキレイな着地をキメた。
塀の上から余裕の姿勢を崩さず偵察猫を見下ろす。
さて、どうしたものかにゃあ~……。
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