第137話 終わらぬ戦い
文字数 1,321文字
テンダと
だが、まだジロリ組と、ねこねこファイアー組の存続をかけた戦いは終わっていない。
俺が反論すると、インテリも同意しながらツッコミを入れる。
ムキになって言い返す
すると、その背後から――
遠慮気味に紅の意見に同意しつつ、子ども猫が金属板の上をてくてくと歩いてきた。
ねこねこファイアー組のボス・紅の子、イソルダだ。
姉のメデアと共に、敵対する俺たちにちょくちょく嫌がらせをしてくる。
父猫に
俺は紅ファミリーを睨みつけた。
それから視線を、子どもたちの足元に置かれた
究極のアイテム――マタタビ。
その小枝だ。
俺の指摘を打ち消すかのように、トウとリャクは
インテリ、ミミ、ヨウは、それぞれ迎撃態勢をとった。
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