江虨1 王坦之のプライド
文字数 460文字
ようはスーパーエリートである。
そんな王坦之が若かった時、
人材を登用する役目を負っていた。
江虨、王坦之を
するとその人事案を、
王坦之に漏らす者がいた。
王坦之は言う。
「
二流の家門がつく役職だろう?
なぜ私がつかねばならんのだ」
そのコメントを聞いて、
江虨はこの人事を取りやめた。
王中郎年少時,江虨為僕射領選,欲擬之為尚書郎。有語王者。王曰:「自過江來,尚書郎正用第二人,何得擬我?」江聞而止。
王中郎の年少なる時、江虨は僕射と為りて領選せるに、之を擬し尚書郎に為さんと欲す。王に語る者有り。王は曰く:「江を過り來たりてより、尚書郎は正に第二なる人を用う。何ぞ我を擬したるを得んか?」と。江は聞きて止む。
(方正46)
これ王坦之のエピソードってことでもいいかしらね。けど江虨さんってなんか好きなんですよね。ちなみにこのひとの家門はなんだかんだで劉宋でも外戚レベルになってます。蘆江何氏並みに不気味な家ではあります。