第176話

文字数 689文字

僕は昇格した。
勤めている人から聞こえてくる声が違う。
「仕事があれば、はってでも来ます。倒産しない限り、辞めません」
給与が下がるかもしれない人たちも目の前の仕事だけ見つめている。

一方で君を会社外に送り出した僕がいる。
君と道でしょっちゅうすれ違うのがなぜなのか、わからないけど、神様の誘導でしょう。
結局君と僕、波長が同じ。だから考えるとすれ違う。ラインしようとすると返事がそのタイミングで
返事が来る。今も続いている。全然違う場所にいるのにね。知ってましたか?
運命なんだろうと、若干霊感のある僕ですらが、そう思う。
君以外を伴侶に選ぼうとは僕は思いません。だれが君のことを何といおうが、僕には君しかいないのです。
会社にどれだけ美人がいても、僕の周りをうろついても、ぶれない。
僕は、会社を辞めるって約束を破っているけど、これだけは本当です。
真実味ないけど、本当なんだ。考えるタイミングでラインが来たり、目の前を通過したり。何度これが繰り返されていることか。君がどこかでみているんじゃないかと、度々思います。
見えない波動でつながっている僕らは、もう、どうにもなりません。一緒に歩けと神様から枠取りされている。どう考えても。

ためしに、他の人と付き合ってみなよ、僕は動じない。
君は必ず、ほっておいても僕のところに帰ってくる。
僕に関しては、他の女性にまったく興味がない。

これだけ他人とつながることは、、今まで一度もない。
君も同じ波動を僕にだしているからつながるんだよね、結局。
たった1年半。されど1年半、、、わけがわかりません。
 
でもね、
君に赤い口紅は似合いません。そのままが魅力なのです、君の。
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