第66話

文字数 282文字

気になる女の子と車で二人。距離は300メートル
会社の駐車場なのだ。
「車を駐車する場所がわかりません」
電話をうけ、駐車場に向かう。
車のそばにつき、運転席のドアをあけた。
会社に持ち込む荷物が多い。
「助手席にうつって」と、女の子にいう。
僕は運転席に座り、シートベルトをし、運転を始めた。
隣の女の子、明らかにどきどきしている様子。
ファイルを抱きしめ、急に背を伸ばし座り直し、窓の外をみる彼女。
「ん?????」
気づかぬふりをする私。

何もするわけがない、何もおこるわけがない。
あれだけ緊張されると・・・さすがに・・・
少しだけ、僕に彼女のどきどきがうつったほんの数分の出来事だ。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み