第134話

文字数 872文字

  僕は今、猛勉強中。資格をとり、開業する。なんでって。ほんの一月半前、彼女が口にした
「個人事業主」「私に足りないのは経営学ですか」これにすがっている。
 彼女がそうなった場合、お客様を彼女の店にも案内差し上げたい。その一心だ。
 二か月ペースの講座を一週間で終わらせた。がむしゃらだ。
 もう二つ資格を取る。僕は、今回本気です。彼女が結婚したら、そりゃショックでしょう。
でも、結婚生活を続けられる性格かなと考えるとき、?がつく。しっかりしすぎている。
 僕ですら、同じ屋根の下で暮らす自信があるかというと、、、全くない。台所で怒られるだろうなとか、お風呂でおこられるだろうなとか、怒られる僕の姿しか思い浮かばない・・・。
 ただ、彼女の人生に、✖が五個付こうが、六個付こうが、彼女が頼ってきたら、僕は間違いなく受け入れる。彼女が七十歳になろうが、八十歳になろうがだ。たまに思う、どういうおばあさんになるのかなあ、、、。僕は通勤途中に考える。
今の彼女は、見た目が大変に美しい。そりゃそうだ、まだ若い。細胞も若い。 
 二十代、お肌も顔も、生命体としては輝いている時期の彼女と、ご飯にいき、本音で話し合い、時にはいい加減にしろと怒られ、彼女の笑顔をみて、泣き顔をみて、やってしまったと舌をだす彼女の顔を見て、おにぎり屋さんの感想を別々にいったあとに、言い合おうと話をしたり、怒った彼女の握りこぶしを両手で包んでいられたこの一年、僕が、世界一の幸せ者だったんじゃないかと思い返す。
 今から彼女はパワーアップするというが、それは経歴であり、努力であり、中身を磨くという意味合いであろう。
 僕は、彼女の何にひかれたのか。。わからないけど。僕は、彼女にあえなくても、彼女のことが
世界一大切です。今は僕は彼女には会いません。まだ努力をしきれていない僕をみせたくはない、
「僕にだって、プライドはあります」←誰かさんの真似です 

キーワードは筑紫もち、キミとホイップ、シャルドネスパークリングバスセット、ゴデイバのバレンタインチョコセット・・・・そう、、「キミ」のことです。
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