第207話

文字数 605文字

将来は白い家を建てる。暖炉がある家。天窓がある家。
向かいは芝生の庭、借景が良い。
そこに誰かと住む。
部屋には最低限の家具だけあればよい。
お金は多すぎても少なすぎてもまずい。
見据えている。
海の近くが良い。

というのが、僕、最近、お疲れ気味。
暑さに弱く、エアコンのないところで過ごすと、間もなく吐き気がやってくる。
その次に眠気がやってくる。

朝と夕方、会社近くの浜辺に一人でいく。
今日は時間が遅かったので、月が海面に道を開いていた。
海の風はやはりきもちい。波の音も、会社で鳴り響く電話の音を消し去ってくれる。
LINEに電話に携帯にメールに内線。われながら、よく会社に出社できているなと思うほどの
お尋ねの多さだ。普通の人間だったら、逃げ出している。

浜辺に足を運べる、
そういう環境が近くにあって、本当に良かった。

僕が次におそろいのシルバーリング(イニシャル入りの特注)を一緒にはめる人は
誰だろっ。年齢からいって、次の恋愛がLAST。

昔、彼女にそごうへ特注のペアリングを、とりにってもらった記憶がある。
考えてみれば、お店の人はどう思ったんだろ!当時。彼女なんていってもらいに
いったのかな!?
フランス料理屋さんにクリスマスに行って、
姉妹のふりをしたこともあったよな(笑)

家が一番!テレビ見て、飲み物飲んで、寝るんです。
この時間が一番平穏!と僕は知っています

でも、もう彼女には会わないけどね、結婚して幸せに暮らしているだろうから。
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