第20話

文字数 182文字

 私がを帰郷をする一週間前の土曜日、彼女はいつも通り、私の部屋に泊まりに来た。
 事は起こった。
 ベッドの上で、「キスしたいんでしょ?」ときいてくる彼女。
私の体は固まった。
 なんとも言えない気持ちで、朝を迎えた。彼女もまたそうだったと思う。自宅に帰る電車に乗れない彼女を、私は駅の外から見送っていた。
これでよかったのか、悪かったのか、全く頭と心の整理がつかなかった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み