第6話

文字数 196文字

 完全な異性愛者でない人は、やはり鼻がきくらしい。ある女子から、毎日手紙をもらうようになった。毎日だ。手紙の枚数は5枚を下らない。正月やお盆には、郵便で手紙が送られてきた。私は溜息をついた。
ミサンガももらった。ネットもない時代、意味をしらない私は、毎日身に着けた。
 彼女に見つからないように、校内を逃げまくったこともある。今考えても、あの2年間続いた手紙、何のためにかいてくれていたのだろう?
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