第169話

文字数 961文字

君と会えなくなって、僕は、すべてに対して頑張りがきかない。
仕事も、プライベートも。。。何もかもが半端だ。

数日前、君に正直に伝えた
「君がいないと、な~んも頑張れない。この間数分だけ会えたから、ちょっとだけ頑張れます」
本音だ。
そんな中、僕は昇格。会社に名前が貼りだされている。
君が支えてくれた分の足跡だ。今の僕のやる気とは反比例。
君に直接、その出来事すら、伝えられない。

これだけ人を好きになったことがあるだろうか。
もしも、君がぶっさいくでも、年寄りでも自信が君を好きでいられる自信があるのは、
きっと、君の内面にベタ惚れしてしまっているからだろう。
僕は、会社傘下の店に行くことができなかった。営業車に乗ることができなかった。
駐車場、作業台、全ての場所に、君の足跡がある。
仕事をしていて君ならどうするかな。。と考える。
君の声が、きこえるんだよね、「ダメです、もうちょっと頑張りましょう。やってしまいましょう」って。
会社の階段。営業室、プリンターの前、パソコンの前、会社の携帯、会社のメール、
店。。すべてが今でも僕の鬼門だ。君の影がそのまま頭にやきついている。
僕は君をずっとみてたんだよね。。。結局。
パソコンを見る。どのパソコンにも、君が作ったファイルが名前入りでデスクトップにはってある
僕が困らないように、君があちらこちらにはってくれたものだ。
ライン交換する前のショートメールを見る。食べ物の話がやたらに多い。君らしいよね。
シュークリーム、チョコレート、焼き肉、ハッピーターンにほうじ茶、、、。

美人な女性スタッフが会社に入社してきた。ほかの男性は一律テンション高めだ。
彼女もまた、僕に、やたらとlineをしてくる。
でも、僕にとっては、問題外。手が触れれば不快に思う。ラインがくればうっとうしい。
どうでもよいことを電話で聴いてくれば、他のひとに聞けば?と思うし、言ってもしまう。

僕は君にも直接伝えたけど、今でも世界一君のことがかわいいし、裏表のない、いつも実直な君のことが、
大好きです。年から年中、世界一君のことが、大事なのです。
本当はぎゅ~~~~~って抱きしめたいけど、僕には、どうしても、出来ないんですよね。
ん~~~???ずいぶん前に、一回あったな!全然動じない君。君のおなかがめちゃくちゃひきしまっていたことを、記憶しています
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