第192話

文字数 1,058文字

隣の県の中学部活、試合を観る。
ある部活の顧問、カッコよい、もちろん?・・・女性。
昼は教壇にたち、午後も土日も休日も部活。
会いに行くと、たいてい15時くらいまで会議。僕は、数時間、学校の近くで待たされる。
正月は親を県外へ家族旅行につれていき、飲んだくれる。
母親が入院する病院に、自分の勤める学校から往復4時間、毎日通い続ける彼女。

一生懸命何もかもに打ち込み続ける人ってやっぱりそれだけでかっこいい。

背は低く、太ってて(多分筋肉、でもお腹はなんの疑いもなくたっぷたぷ)、色が黒くて
目はあるかないかわからないくらい細い。
正直顔は僕のタイプではない。
でも必死な人って輝いている。
一応エステにいってるらし~けど。。。。なんの施術をしているのか、全くわからない!
いいんです、行かなくても!でも、女性だなと思うのは、市内に行くときは必ずスカート。
腹がたつのは、僕と話すとき先生口調。1歳しか違わないのに。
自分じゃ気を付けているつもりらし~ですけど、
「〇✖しなさい」「✖✖しないとダメじゃないの⤴(地方のイントネーション)」
酔っぱらうと、夜中に電話をしてくる。当然、僕はでない
次の日、電話してくる・・「ごめん、あたしさ~、間違えた」

多分酒癖が相当悪い。。(笑)僕は飲めないので、一緒に飲んだことはない。
彼女が歩けなくなり、他の先生に家までおんぶされた話も・・・きいた。
重かったでしょうね・・・

まともに恋愛すらしない。
彼氏もいなけりゃ彼女もいない。
僕みたいに、もぐらたたきな、望んでもない半端な忙さでなく、彼女は目標が目の前にあってそれに向かって毎日生きている。

かっこいいなと、会うたびに思う。
僕もあんな生き方できたらなあ。
と思いはじめて10年以上だ。

見た目じゃないと思ったのは彼女が始めてだったかも
若干尊敬が入ってるから。なんでも必死、そして夜は缶ビール。ブラックコーヒーサイフォンと缶ビールしかない。いただいたチョコは宮崎黒木本店の焼酎チョコ。
よっぱらう、僕。

恋愛なんて二の次さんの次。
カッコよすぎるんですって。三女とは、、、到底思えませんが、僕の1個上ですよね。

見てるだけで、その生き方が気持ちよすぎます。

僕みたいにへらへらしてないもんね。笑うときは豪快!銀歯ゼロの虫歯ゼロ。
歯も自分ので、めっちゃきれい。僕なんて、小さいころ薬づけで、
歯はぼろぼろ。毎月点滴してましたからね。。。
うらやましいでっす。

この10年以上、君の、あるかないかわからない目はいつもその奥で
光り輝いてます。

君が作ってくれたコーヒー。いつも最高にうまいです。
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