第3話
文字数 240文字
初恋は、准看護学校の生徒さんだった。私が小学校四年生の頃だ。小さい子供によくある、憧れだったのかもしれないが、とにかく大好きだった。
私は、チェッカーズにどはまりしていて、藤井フミヤの髪形を真似したりもしていた。高杢の、髭を真似して顔に描いたりしていた。憧れの男性歌手の真似をする時点で、今考えれば、何かが、おかしい。
小学生の私は性別不詳だった。でも、周りの友人は。私がXX君を好きなはずだとか、噂をしていたので、周囲からは「女の子」として、見られてはいたのかもしれない。
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