第206話

文字数 818文字

どうも体調が悪い。生理が3週間。ただの更年期だろうとふんでいるが、
若干、常にお腹も痛い。病気。。だったらどうしよっておもうけど、
ま~それも運命かと僕は思う。
ホル注もしない、性別を変える手術もしない。
別に今の自分でいいじゃん!と僕は思っていて、一度だって体にメスや薬を入れることを
考えたことはない。
ホル注しすぎて精神状態が不安定になるんだって・・と誰かからかきいた。
その人がしたければすればよい。
人の体や生き方を僕がとやかくいえるほど、えらくはない。

横浜で付き合っていたEちゃんと、結婚すればよかったかなと、今だから思う。
全て、僕の友人の真似をする。毎週土曜日、短大卒だった彼女、専門学校で勉強したあと、
僕の部屋に来る。
来なかったことがない。いつでも最優先だった。
僕、こんだけ不細工なのになんで??って思ってた。
彼女とだったら、すべてを乗り越えられた気がする。
あんなに泣きじゃくっていたのに、僕はなぜ、彼女を引き留めなかったんだろうって。
未練です。
ご飯食べて風呂に入ったら、ぱじゃまをきて、僕の横で正座して牛乳。
毎日だ。
テレビをみながら、たまにはなしかけてくる
「ね~これってさあ~、この人が犯人なんじゃない?」
言葉は横浜訛り。
一緒にいて、まったく疲れない最高の相手だった。
僕がいないときに部屋の掃除をしてくれていた。飲み会から帰ると大きな目でおかえり~って
迎えてくれる。
2年間、毎週末、欠かさず僕の部屋にきて泊まり、その間、俗にいう体の関係はなかった。
手をつないで寝て、おそろいのシルバーリングを薬指にはめていた。
しかしです、、、性欲の壁を越えた瞬間、僕は女のエロさをいやというほど知らされた。
もう十分でしょって(笑)

死ぬまでには彼女にもう一度あえたらよいなと、思います。
「人生で一番大好きになれた相手でした。本当にありがとう」って。
はっきり、そう、伝えられます。
もう、あんな女性には出会えないんだろうな。僕。あ~あっ
人生最大の失敗です。
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