第123話

文字数 1,383文字

  僕には今、猛烈に好きな人がいます。20歳年下です。
彼女は転職し、僕は、彼女に仕事で会えなくなりました。
会社を辞める前、僕は言いたい放題でした。「素のままの君のこと、大好きです。」
返事は「本望です」でした。
2人でご飯を食べに行き、居酒屋個室で4時間。。。何をそんなに話したかというほど、
話をしました。日曜日の夜、ほとんど店に、客はいませんでした。
「食の好みがぴったり合うんですよね」
彼女は、いつもいつも口にする。
2人で車に乗ったりしていることも、オープンにしました。
私は彼女よりず~っと社歴が長く、上司はべたべたの恋愛、友情をすら嫌う人間なので、
いままでず~~~っと彼女とはご飯にもいかず、車にも同乗しないを貫いてきました。
しかも彼女とご飯にいきたい人は、会社にたくさんいて、派閥争いもすさまじい会社なので
彼女が会社外でのコミュニケーションをとらないように、ロックをかけていたのは、私です。
最後、彼女にいわれました
「もう、ご飯2人で行ってるの、バレても別によくない?」
彼女が去ったあと、ご飯にいったり、車に乗ったりをオープンにした私には時々、
冷たい視線が注がれています。
 会社の人から言われます、「あなたのことXXちゃんって言ってたよ」

 彼女若干変わっていて・・
「友達に下着買いに行ったって話したんですけど・・・」
「いつ(話をしたの)?」
と聞く私に、
「私が下着を買った日ですか?」
彼女は私を変態と思っています。
さすがの私も、それにはあまり興味がありません。。。

彼女にきく
「君に足りないものは、何?」
彼女
「経営学ですか」
僕の影響をうけたらしい彼女は今、遠くに個人事業主を目標としている。
君にお知らせしたこと・・・。
「人は人」 君は首を傾げた。私はいう、「会社を辞めればただの人。男も女も外国人も、皆同じ、人」
「年上だから、えらいは間違い、なんでって、若い人から学ぶこともたくさんあります」
僕は君を尊敬しているし、大好きだし。いつも常に心の中には君がいます。
最後にプレゼントを交換した。
お互い買ったものは・・・
バスアロマセット。
気が合いすぎます。だから、いま、僕は君に目の前の仕事に、君の大好きな美容のお仕事だけに
精一杯向き合ってほしい。
新人さん育てたら、僕も今の会社を退社します。
メンズ館、レディス館で、一緒に事業をしましょう、客は僕がひっぱってくるから
任せておけ!

約束した。君が、今の仕事の壁をこえたらご飯にいくと。
僕は、おとなしくその日が来るのを、ここで待っています。

昼休み、黙って事務所をでた僕を車で探しにきた君、僕と目があい、慌ててUターンした君。
今の君なら僕にきくよね?
なんで冷たいの???あのころの君にはそれができなかった。。。

僕は、君からは離れません!残念ながら!
もう。。。さすがに、わかってるよね。最後、嫌というほど一緒にいたもんな!
若かりし、藤井フミヤの前髪を、「ダッサ、なんで1本だけながいの?」という君も、
「あのさ、あのさ、お風呂から上がったら熱があったの」といきなり話し出す君のことも、
上司の前でどんな女性がタイプなんだときく君のことも!、
僕は、ぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んぶひっくるめて、君のことを大好きです、

待ってるよ。僕。君の帰りを正座して。
はいっ・・・て、いっている君の姿が。。。見えます(笑)正座して、まっとけ~って。
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