第119話 梅雨の晴れ間

文字数 461文字

 梅雨の晴れ間といば、爽やかな世界が広がっていた記憶
があるが、異常気象とやらで、猛暑である。
 ベランダに出してあった数珠珊瑚を部屋に入れた。
突風と強い雨に傷められて。赤い実が風が吹くたびこぼれ落ちる。
春先に虫に葉を食い荒らされたから、吟味しながら大きな穴の空いた
から切除していたのだ。今年は、か愛想に見る影もないほど憐れだ。

 それでも私の1番の仲間であり家族である。
「おはよう」と挨拶してレースになった葉を2枚3枚と取り除く。
紅い球が顕になる。

 昨日7個と今日の朝6個、ベランダで育てているミニトマトを取った。
色気のない食卓に色と味を添えてくれた。何と言っても鮮度だけは抜群。
切り落としのパンの耳をカラリと焼いた。
お化けのような胡瓜を酢の物にして、ちりめんじゃこと干し椎茸を加えた。
レモンティーと最後にトマトを食した。
まるで無銭飲食したようだ。
 
 買い替えたスマホの扱いもだいぶ慣れた。
スマホが今日は33度になるとふれている。

 今日はマッサージへゆく。行ったからと身体はよくはならないが
劣化を少しでも足踏みできれば、よい。





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