第21話 愛子先生万歳

文字数 335文字

 佐藤愛子の九十八歳。戦いやまずを一気に読んだ。
愛子先生は、私の先輩で旧知の1人である。
これは私だけの独りよがりで、先生は何も知らない。
 愛犬も先生は太郎と華子(ハナコ)?
私の愛犬は次郎に花子。
声が大きく、ナイショの話はできない。ことも同じ。
その上喧嘩が早い。つまるところ喧嘩が好きなんだ。
お元気ですね。会う人ごとが言う。声が大きいから
元気そうに感じるんだと先生も言っている。
全く同じだ。

 昔からあの書きっぷりが好きなんだ。
私は数ある女流作家で愛子先生が一番好きなんだ。
立ち止まるタイミングに勇気。さすがである。
絶筆しても私は、先生の書を棚に全て蔵している。
真似しているわけではないが、どこか似ていると、
書くことが趣味のメンバーが言う。
 愛子先生、苦笑いしているだろう。


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